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#ソニックフロンティア遊んだよ

はじめに(公式推奨感想タグをタイトルにするってどういう事だよ!!!!!)

これは、
『ゲームは楽しんだ者勝ち』『アクションは大味であればあるほど良い』『想像の余地もあればあるほど良い』『“新ソニ”ほんと大好き』というモットーを有する変人ゲームプレイヤーにして末端ソニックファンの筆者が、
公式感想タグの宣伝を見て「基本どうしたってポジティブな感想しか捻り出せない私の得意分野じゃん!!」と叫び、
世界(*1)で最もソニックフロンティアを楽しんだひと』として書いた、感想備忘録(*2)です。スクショはあんまりないです。なのでVlogでもないんですが、連続投稿記録も気になったことですし、noteに投げようかなって……

(*1)諸事情でソニックのファンコミュニティとは完全に離れているためこの“世界”とはすなわち私1人を意味しています 誇大表現をすな
(*2)主にツイッター・ふせったー等に記録したリアルタイムな感想から、極端に気色が悪くなってるオタク言葉を抜いた記録です


ファーストプレイフィール

「楽しい!!!!」

いやこれしかないですごめんなさい。オープンワールドならぬ「オープンゾーン」に配置されたアスレチックの配置が絶妙で、目的地そっちのけでわんこそばの如く矢継ぎ早に誘導されている事に気付いた瞬間、ああこのゲーム性、最高だ……としみじみしました。

いつものランステージをミニゲーム的な存在へ割り切ったのは潔かったなと思います。比較的短く、リトライ容易なアクトの中で「気持ちよく走る」事を納得いくまで追求するのが楽しかった。まるで音ゲー(筆者が主に遊ぶゲームジャンル)みたいに楽しんでしまったな。1周に3分以上かかったり、綺麗に走れるまで30分以上かかったステージもあるので、ミニゲーム的ボリュームとはいえ侮るなかれ。それだけやっても飽きずに達成感を味わうまで続けられましたし。

オープンゾーンに関しては、変な言い方かもしれませんが「ブーストシステムが適職を見つけた」……と思いました。
ソニックというキャラクターのイメージは一般的に「速すぎる」ことが先行します。しかしブーストという加速システムを採用する前の、一昔前のシリーズ作全体のゲームテンポは実はそこまで速くないです。慎重に進めばクリアできるなと、ブーストリアタイ世代の自分は遡ってプレイした際にそう感じていました。
ただブーストが採用されてからは、速さと爽快感と引き換えの高難易度化、そして反動での低難度化、ブースト以外の要素へのフォーカス等、昔以上にゲーム性の確保に難航していた印象があります。
このスタイルの良さはただ前進することが究極に爽快なことで、欠点は前進を基本姿勢としなければならないこと。極めて早く流れる風景の中では、隠れたルートや異なる進行方向を発見しづらいうえ、カメラも固定な為横スクロールならば難の無い後退(横スクなら左方向へ進む動作)の要求がほぼ不可能となり、ルートの幅は狭まる一方。
それをタウンマップ・アドベンチャーフィールド等の発展形(に見える)、オープンゾーンはある程度解決したのかな、と。自由な加速でどこまででもゆける楽しさよ。

今回ブーストから攻撃判定がオミットされているのも特徴ですね。代わりにゲージが自動超速回復になりました。「敵を倒してブーストを維持する」か、「ブーストとそれ以外の攻撃判定のあるアクションを使い分けて進む」か、どちらのゲーム性が合っているのかは……今後見ていく感じでしょうか。個人的には今作の駆け引きは好きですが、適当にかっ飛ばすのも良いものですし、難儀だ……。

バトル面はもうほんと新鮮でちゃんと楽しくてよかった!! ソニックのアクションの大味さは「コマンドやパリィを勢いで押しているだけで勝てる」という感覚に引き継がれている一方、敵ごとの倒し方は工夫が必要という塩梅。スーパーソニックの戦闘はその延長にして総合応用ですが、結果として「こんなに解像度高い”””戦闘”””をやらせていただいていいんですかぁ!?!?」になりました。ボスとのタイマンは『秘密のリング』のイレイザー・ジン戦がトップクラスで好き(一騎打ちが、好きなので)だったのですが、今回、特に一番最初の巨神戦はそれに匹敵するぐらい興奮したと思います。ギリギリの戦いが好きなんだよ……!!

これはもうひとつのギリギリの戦い モンハン遊んだ事なかったのでタイミングすぐに掴めなかったんです


成長/変化、リフレイン

シナリオの感想を書こうと壁打ちアカウントに投げたふせったーを見返していたんですがこのひと限界のオタク話しかしてない。どうしましょう。当たり障りのない感想を、捻り出そうかな……。

今回のテーマは、一言で言い表すと「止まっていた時を動かす」事にあるように感じました。実際サウンドトラックのタイトルも『Stillness&Motion』すなわち”静と動”ですから、意識はされている事でしょう。

スターフォール諸島の環境や世界、住人などに留まらずおなじみの仲間にも、敵にさえも(そして多分、制作理念そのものにも)このテーマは共通していたんじゃないかなと思い込んでいます。
特に島に囚われた仲間たちが冒険を通じて、この先の自分の在り方を見直すきっかけを得る……というのはシリーズファンからするとリフレイン(過去提示された成長要素の再確認)に感じることもありましたが、「ちょっとオトナになるみんな」がそれを言うのは、それはそれで良いかなと。
対してソニックがいかに、自らの意志を貫く面において成熟・完成した器なのかも……よおくわからされたことですし………。(一方で”彼が未来で何を目指すのか”を描かない・目の前の出来事に全力で立ち向かうのみとすることは一貫しており、これは彼らしくもあるけど、少し切なくもある点です)
シリアスで寂寥感に満ちた環境の中でポップクールな部分というか、明るくて飄々としたソニックの部分も汲まれたシーンにクスッとくるのも、シリアスで格好良くキマった部分に対して清涼剤になっていました。

後はもうエッグマンですよ、Dr.エッグマン!! とうとう(とうとう…だったっけ?記憶があまりないです)ゲーム内で公言された悪の天才科学者の歪み、受けるべき愛をそこまで受けずに育ったのだろうな、と思わされる言葉にちょっとたじろいでしまった。
そんな奴の最高傑作にして、少女の姿をした人工知能のセージ。彼女の成長は物語を引っ張っていくと共に、過去に起因するエッグマンの歪みへ直接的にアプローチしていきます。この軸がまた新鮮で良いんだ……。

ラストの展開とかはわりとコテコテかもしれません。でも私は好きですよ、コテコテな感じ。戦闘そのものはさすがにわははは!!とか笑ってしまいましたが、それでもめちゃくちゃに楽しみました。絶対シナリオ班は『Open Your Heart』を鬼リピートしながら作ったシナリオだよなあと思ってたら、ニンテンドードリーム1月号掲載のインタビューで否定されてました。決めつけており誠にすみませんでした。

……それまでいくら突然QTEが挟まっても一発で成功してきたのに、初めて挑んだラスボス戦のQTEにおいて(突然の形式だったのもあるとは思いますが)手が震えて何度も押し損ねたこと、今でもちょっと心に残ってます。仮想の重責が全部あの時の指に乗っていた。それを振り切って成功させた瞬間の景色と感情を、絶対歪ませずありのままの姿で忘れないようにとっておきたいな。


音楽は相も変わらず最新で最高!

サントラ、6枚組らしいです あっはっは 最高!!!!!!

というのも当然の話で、オープンゾーンのBGMはストーリー進行段階ごとに収録(それぞれ5~6分でしたっけ?)電脳空間の曲は1つにつき1曲(電脳空間曲だけでちょっとした音ゲーのサントラぐらいのボリュームがある)中ボスの守護神戦にも1体1曲でカットシーンのBGMも完全収録、ボス曲こと巨神戦は全曲オンボーカルの、世界の音楽シーンにさえ通用する楽曲 それは、そうなる!! 
よくもここまで大変なことをしてくださいましたね次回作のハードル大変なことになりませんか!? と叫びつつ、ソニックサウンドチームには全幅の信頼を置いているので……悠々と超えてしまうんだろうな……と思いましたさ。

解説は公式の記事を読んで頷くとして。今回は特にファーストインパクトが素晴らしかったです。電脳空間の曲なんて全部好きですけど、やっぱり最初に一番度肝抜かれたな……ソニックがプレイアブルとなるステージの、実質的な1-1 (Zone1・Act1) の曲が暗く冷たくシリアスなのは、王道筋において文字通りの「前代未聞」なんですよね。 そして巨神戦はトップシークレットと言いますか、発売前は完全に秘匿されていた(少なくとも私の視界からは)ので、一体何が流れ出すかと思えば、

これですからね。もうほんと、御見それしましたとしか。

でもなによりなあ……私情ながら「このゲームの中で曲が"最も"最高な要素」ではなくなったのが、この6枚組の価値を更に重く重くしてくれていると思います。
ゲームをとにかく心から楽しめた。だから曲も心の底から「ゲーム楽曲として」楽しめた。それが良かったですね。


さいごに(『想像の余地』と、復讐(?)を果たした報告について)

この作品は意図的なものも不本意と感じられてしまうものも含め、「想像の余地」がかなり残されています。ちょっと残りすぎというか、咀嚼をしなければ不完全燃焼に終わってしまうかもしれない、というぐらいに。

ならばやるしかあるまい、というわけで行間読みと自己解釈の二次創作、書きました。本当はこんな事に時間割いている場合ではないんですけどいっそ全て吐き出したかった。比較的悩まず超スピードで書けたのでヨシ! なおここにリンクは貼りません、自己満足で書いてあとは知らんと何処かに投げました(でも日本でメジャーな創作者用サービスとか一択問題では?)

誰かに届けとは言いません ただこうして私の“答え”を確立する行為は、『ソニックフォース』の時に出来なかった事への復讐、リベンジでした。
あの日あの歳でこういう風にちゃんと自分の見解を確立できていれば、作品という解釈パッケージとして出す技術があれば……もう少し内輪による自虐の引力が強いファンコミュニティの中で、自分を見失わずにいられたと思うと少し悔しいです。
けれどそこから離れて、1度リセットしたあの自分と地続きではない自分だからこそ書けたものだと信じてます 復讐は、果たしました。わはは!!

個人的にこういうの欲しいこれからのソニック

これであと「キャラ切り替え」ボタン作って、3人ぐらいを切りかえて遊べたら最高じゃないですか!?(ヒーローズ形式でプレイアブルに着いてくるでもいいですが、表示は常に1人でもいいかな ついてくるけどギミックには入らない、とかでも…)
フォースで「常時全キャラハイスピードアクション」が、フロンティアで「ハイスピードバトル」が実現したいま、全てのノウハウを生かしてソニックも仲間キャラも皆スタイリッシュに操作できる土壌と環境が揃ったと思ってるのと……やっぱり生きてるうちにシルバーをもう一度操作したいので(!)、このままのスタイルで色んなキャラ遊べるようになってほしいなと(物語は群像劇じゃなくてもいいかも、基本はソニックメインで、サブシナリオを受けるとそのキャラがメインになるみたいな……そういうとなんだかジェネっぽい?)
というかリソースが許せばシルバーオンリーのスピンオフやりたいよな、スタイリッシュサイコアクションお待ちしております(全部言うじゃん…)(言うだけならタダだから…。)




試遊目的で訪れたTGS現地のモニターで初めてこのトレーラーを見て……初めてエメラルドが、スーパーソニックが目に飛び込んできてあまりのカッコよさに嗚咽したこの前の私へ。
大丈夫、これからもっと泣くから。初めてリアタイで作品の発売を迎えた(※フォース)時に夢見た事、時を超えて全部ここにあったから。

あなたの時間は動き出す。だから待っていて。


え?(『ソニックチームレーシング』より)
えっ………(『SONIC THE HEDGEHOG(2006)』より)


あとその後ソニックチームレーシングを軽いお布施の気持ちで遊んでたら弩級の爆弾を食らって、大好きだけど無かったことになったはずの、前述の『新ソニ』での物語をソニックは覚えているかもしれなくて、それを知ったお前はソニックキャラに対して完膚なきまでに再燃するから覚悟しとけ。
いや本当に、もしもソニックがこの冒険の事を覚えていた上であのフロンティアを踏破していたとしたら何もかも話が違いすぎる…………ソニック・ザ・ヘッジホッグ、あなたはなぜ笑うの………………わかるのに余計分からなくなった……………………。情緒もおわった……。

 最後の最後で気色が悪くなってるオタク言葉が出てしまい、大変申し訳ありませんでした。(完)


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