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直近の2.5次元舞台ニュース 「ジェイミー」のPR、2.5次元舞台海外配信など

 ※お世話になっている方が、出版業界のニュースまとめを始められたので真似して2.5次元舞台界隈でやってみようと思います。自分のメモに近いのですがもし興味ある人がいれば。




ミュージカル「ジェイミー」のPRがすごい



「いきなり2.5次元舞台じゃないじゃん」と思われるかもしれないですが、今後2.5次元舞台界隈を盛り上げるのにすごいヒントになる気がしました。



やったことは

・事前の稽古場のオンライン配信

・オンラインのファンを集めたトーク(オフィシャル主催)

・期間限定でカーテンコールの写真撮影

など。すごいうまかったです。演目として若い人にアピールしたいという狙いがあったのだと思いますがどこまで成果があったか知りたいところです。

舞台はレビューもでるし最近はオフィスシャルで短いPR動画も配信されるけれども「見た人が写真付きで感想をあげる」ことのきっかけにできるし、写真を取りたい人をうまく呼び込むことにもなると思いました。


祝!2.5次元舞台海外配信 字幕付き

8月、2.5次元舞台が「Japan 2.5D Stage Play World」として字幕付きで海外配信されました。


演目は、ライブ・スペクタクル「NARUTO」、「僕のヒーローアカデミア The Ultra Stage」、「美少女戦士セーラームーン 乃木坂46ver」。どれも日本でも人気かつ、原作が海外でも人気があるものです。

実は2.5次元舞台の海外進出はずっと模索されてきました。「ミュージカル Death Note」は韓国公演があり、「ミュージカル 刀剣乱舞」は一部の公演が中国などで上演されました。「ミュージカル テニスの王子様」「舞台 弱虫ペダル」も同様です。それとは別に、この2.5次元舞台というフォーマットそのものを海外のプロダクションに提供することも検討されていたようです。

ただ、日本でやった公演そのものを海外に持っていくとなると役者やスタッフ含めて全員連れて行くコストとかとの兼ね合いでなかなか採算を取るのが厳しいのではないかとうがった見方をしてしまいます。

そもそも2.5次元舞台は、新型コロナウイルスが広がる前は、東京の専用劇場で翻訳がでるグラスを用意してインバウンド需要に対応しようとしていました。一部の公演は、海外からチケットが変えるように英語版の販売サイトも用意していました。

今回新型コロナの広がりでこうした戦略は一度見直さざるをえなくなっているわけですが、ほかの舞台やコンサート同様配信という道を模索するのはいいなと思いました。2020年以降、なかなか日本での公演の一部は配信されており、熱心なファンは見ていますが、やはり翻訳という形でオフィシャルで壁を超えられるのは大きいと思います。

今回は英語字幕で英語圏への配信ですが、オンライン上の書き込みをみると、アジア圏や欧州でも見たいというファンの声がありました。定着かつほかの作品にも広がればいいなと思います。

にしても、チケットが安すぎる!!!!お試しとはいえど日本での公演や配信チケットに比べると「これで見せてもらっていいの?」となります。


舞台からアニメに「逆輸入」の「錆色のアーマ」


2.5次元舞台とは、アニメ・マンガ・ゲームなどを原作とする舞台ですがとうとう「逆バージョン」が登場しました。

4年前初演の舞台「錆色のアーマ」が2022年にアニメになります。


もちろんコミカライズも同時に走っています。

私はマンガも舞台も好きなのですが、「刀剣乱舞」はじめ、もはや舞台でしか語られていない「物語」も出てきている以上、早く舞台のコミカライズをしてほしいと思っています。これがうまくいってもっとメディアの間の行き来が自由になればいいなと思います。


「ミュージカル テニスの王子様」快進中


なんとなく触れておかなきゃという感じの「ミュージカル テニスの王子様」です。映画版が話題ですがミュージカルも着々と東京凱旋公演へ。



物語はずっと原作の1巻から最終巻まで繰り返しているのですが、今回のシーズンは演出家が変わったことでより「舞台」に近づいています。これまでのテニミュになれていた人からするとびっくりだったのですがこれはこれでいいなと思いました。


祝!アニメ「SK∞ エスケーエイト」舞台化


オリンピックで人気を集めたスケートボードをテーマにしたアニメ「SK∞ エスケーエイト」。で、早速2021年中に舞台化です。


エスケーエイトに限らず、最近アニメ・マンガ⇒舞台の流れがすごい早い。もちろん「幽遊白書」のように過去作品の舞台化もあるのですが、まるで最初からメディア展開の一環として舞台化も念頭においているかのようにアニメのシーズン終わると舞台というのも少なくなく。「東京卍リベンジャーズ」のように実写映画と舞台がほぼ同時期というのもあります。

舞台がもはや特殊なメディア化ではなくメディア展開の中に組み込まれているのはうれしいのですが、追いかけるファンは大変だろうなーと思いました。

作曲家の和田俊輔さんが会社を作られました

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しかも海外展開も視野に入れていらっしゃるということなので期待大。

和田さんは「舞台 鬼滅の刃」や「ハイキュー!!」「ミュージカル 刀剣乱舞」の音楽を手がけられていてとにかくいま2.5次元舞台の音楽面を牽引されている方のひとりだと勝手に思っています。

少し前に海外で語学の勉強もされていたのですが「こういうことか」と腑に落ちました。舞台を構成する要素の中でも音楽は言語などの壁と国境を超えやすいもののひとつなのですごい期待したいです。というか、「ハイキュー!!」の音楽すごいからみなさん、音楽だけでも聞いてみてください。

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