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【北米漫画市場まとめ】北米の人はどこでオフィシャル漫画を読んでいるのか?


北米漫画市場のいまをまとめるnoteです。まずは「英語の公式版をみなさんどこで読んでいるのか?」への答えとして、紙の単行本以外の公式配信サービスの紹介からです。

一般漫画

汎用サービス

「Google play」「kobo」「Amazon」「Nook」「Apple Books」

 Google Booksやkobo、Amazonなど一般書店のデジタル配信にも日本の漫画の英語版は配信されています。

漫画専用サービス

SHONEN JUMP

「週刊少年ジャンプ」の主な掲載作品を中心に英語で同時配信。運営は北米でコミックスの発行を手掛けるVizMediaです。月1・99ドルで、「BLEACH」など過去の名作から「呪術廻戦」など今の人気作まで全部読めます。読めないのは単行本のおまけぐらいなので料金設定がどう考えてもおかしい。一応、月間で読める話数に上限があります。


MANGA Plus by SHUEISHA

集英社が直接運営する海外配信アプリ。週刊少年ジャンプ、ジャンプ+、そのほかの集英社レーベルの人気作を配信しています。英語、スペイン語、アラビア語、ブラジル・ポルトガル語、インドネシア語、ロシア語、フランス語に対応しています。1~3話と、原則最新3話が無料で読めます。

Mangamo

「進撃の巨人」の英語版などを配信するアプリ。月4・99ドルで、現在300作品以上を配信。「日本沈没2020」の英語版などMangamoでしか読めない翻訳版もあります。

Manga Planet

幅広い日本の出版社の英語版を配信。井上雄彦先生の「BUZZER BEATER」などの配信も。月6・99ドルから。最近講談社作品がラインナップに加わりました。

BOOK☆WALKER Global

 KADOKAWA系の漫画やライトノベルを配信するサービス。サブスクリプションではなく単行本ごとの買い切り方。セールも多いです。

COMIXOLOGY

 Amazon系の電子版の漫画配信サービス。アメコミが多いものの「僕のヒーローアカデミア」などの新作から「鉄腕アトム」など旧作まで幅広く配信中。基本単行本ごとの買い切り型。(参考サイト

Cruncyroll Manga

アニメ配信サイト「Cruncyroll」の中の漫画配信サービス。Cruncyrollの課金(月7・99ドルから)の中で読み放題。

EbookRenta!

日本の漫画レンタルサイト「Renta!」の英語版。1話ごとのレンタルが可能。一般向け漫画からTL、BLまで幅広いです。

MANGA.CLUB

日本のTORICOが運営する漫画配信サービス。英語圏の配信では珍しい「無料」「登録でもらえるチケット」「コインでの購入」で作品を読めるようにしている。ハーレクインロマンスの漫画の英語版の配信を手掛けています。

J-Novel Club

小説と漫画の配信サイト。日本の漫画やラノベの小説の翻訳を手掛ける会社のサービスで、月4・95ドルから。「スレイヤーズ」や「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった」の翻訳版の出版を手掛けています。

eManga

Digital Mangaの手がける漫画販売サイト。紙の単行本に加え、PDF形式などで電子版を販売しています。別レーベルで、BLや百合、R18作品も手掛けています。単行本の買い切り型で販売。

Romance Comics

ハーレクインや秋田書店、講談社などの作品を配信しています。メンバーになると作品の購入が可能。一部の作品は3日間のレンタルも可能です。

BL

futekiya library

ほぼBL専門の漫画配信サービス。日本のBL作品を翻訳して配信しています。月6・99ドルから。BL関連のイベントの開催やコミコンへの参加にも積極的です。

SubLime

BL中心の出版社。ほかの電子書籍サイトに配信すると同時に、一部作品の電子版をPDFなどで配信している。単行本の買い切り型。


同人誌

irodori Lite

同人誌の翻訳版のデジタル販売を手掛けるサイト。全年齢向けからR18まで対応。


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