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金曜日、雨の夜、若者たち

霧雨の夜

向こうから
自転車を漕ぐ“いかにも”な三人の若い男たち
馬鹿みたいに大きな声で
愛の歌を歌いながら
わたしの横を過ぎていった

おい、青春だな

なんて思いながらニヤついていたわたしは
もうあの頃には戻れないということでよいですか

若者よ、
雨だったから許せたんだぞ
まだ21時だったから許せたんだぞ
深夜だったら、、!

、、許せてしまったかもしれんな。
なんならカメラ向けてたかもしれんな。

きっとわたしは
とっくの昔に大人になっていたんだと気づかされる

そんな夜


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