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図書館司書 1

 10月より、私は図書館司書として某地方都市の図書館に採用されました。
 といっても、臨時職員としてですが。

 私は、司書としての経験は皆無です。大学時代に司書資格は取得したものの、求人自体が全くなかったため、ひっそりと履歴書の端っこをにぎやかすだけの存在となっていた資格がまさか役に立つ日が来ようとは…。

 正直な話をさせていただきますが、何故己が採用されたのか、わかりません。ハローワーク求人担当の方のおっしゃられることによりますと、倍率は10倍以上だったそうです。これに関しては、もしかして、大袈裟に言っているだけかもしれませんが、この話を聞いたのが、面接より前だったことから、求職者が不安になるような嘘をハローワークの方がおっしゃることはないと思うので、多分本当でしょう。
 何はともあれ、10倍以上の倍率を突破して採用された理由もよくわからず、毎日覚えることの多さにパンク寸前となっております。

 図書館司書は、別に表現や知識を得ること、本を読むことの自由を守るために戦ったりはしていないし、すべての本に書かれていることを記憶してこれ見よがしに披露したりはできません。
 でも、美容院で『図書館で働くことになった』と言ったら、『あー。楽そうでいいですよね。〇×広場(近くの図書館)の司書さんみんな暇そうに本読んでますもんね』と、言われ、かっちーん!と、くる程度には、図書館司書は忙しくて、難しくて、重労働で、厳しくて、楽しくて、面白くて、幸せで、やりがいのある仕事です。

 と、いうわけで、これから、図書館での仕事を少しずつ紹介できればと思っております。
 お暇な方、図書館に興味のある方、図書館司書に興味のある方はぜひ、わたくしと一緒に図書館司書がどんな職業であるか、覚えていっていただけましたら嬉しいです。
 よろしくお願いいたします。

 では、本日はこの辺で。失礼いたします。

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