46時間TV雑感:賀喜遥香のこと
46時間TVをリアルタイムで見たのは今回が初めてなので、以前のものとは比べられませんが、初参加である四期生が大活躍していた印象です。
白目が最高だった林など、新四期も含めて、今後が益々楽しみです。
そんな中、四期生の電視台に数多く出演し、番組スタート時のMCも務める等、メンバー、スタッフの信頼が篤いであろう賀喜遥香について、書いてみようと思います。
・有能
有能とされる彼女ですし、実際有能な方だろうとは思います。しかし、まだ高校を卒業したばかりのキャリア一年半。全てをそつなくこなせるはずもありません。
しっかりミスなくやろうとし過ぎる、ということを彼女自身が語っており、重荷になっているようにも思えます。
今回、同じ四期生から遠藤さくら、田村真祐がMCを務めました。
三人とも先輩に支えられながらのMCではあった訳ですが、私には遠藤の肝の座り方が、際立っていたように思います。
もちろん、しゃべりそのものは流暢とは言えませんが、とにもかくにも話を続けて、完全に流れを止めてしまう、ということが無かった気がします。
田村も、毎週生放送のレコメンで無茶苦茶なことをやらされているせいもあり、やはり言葉に詰まるシーンはありながらも、何とかこなして行っていた印象です。
一方賀喜は、齋藤飛鳥の電視台後のコメントで完全に言葉に詰まってしまい、高山に助けられたシーンがありました。
ブログでは、
とショゲた様子で書かれており、どこかで心無い書き込みを見てしまったのかも知れません。
もちろん私も、ほとんどのファンも、数少ない失敗を叩こうとは思いませんし、田村と遠藤も失敗はするでしょう。
しかし、ビジュアル面での新しい顔候補であろう遠藤と、四期のおバカツートップの一角の田村とは、賀喜の立ち位置は違います。
同じように言葉に詰まったり、ちょっとしたミスをしても、有能じゃない、と減点されてしまう危険が大きい。有能キャラにはそういう足枷があります。
たとえば梅澤美波は最近、映像研組から「本当は抜けてる」「全然漢字が読めない」といったリークされています。
今回の乃木雀でも、頭がいいメンバーとして挙げられた際に、あの和田まあやから、
「梅ちゃんは違う!」
と断言されてしまうなど、しっかり者としての扱いが揺らいでいます。
しかしそれを、三期生の有能なまとめ役というキャラから解き放たれる良いチャンス、と本人も捉えている節があります。
賀喜にもそのようなチャンスが早いうちにあった方が良い気がします。
・電視台での面白さ
というのも、素頓狂な部分が出た時の賀喜が、結構面白いと思ったからです。
自身の電視台では、カッコいい男装と見事なイラストの四コマ漫画を見せるも、肝心の決め台詞でことごとく失笑され、心がバッキバキに折れて行く様子が、面白かったです(演技だったのなら大したものですが)。
今回、カズ先輩になり切って奇行を繰り返す高山は最高でしたが、そのキャラが生まれたのも賀喜のバレンタイン妄想企画から。
バナナマンには異常な設定を散々ツッコまれていましたが、今思えば、変な少女漫画のような展開を好む片鱗は、その頃から現れていたのかも知れません。
また、矢久保の電視台を面白くしたのは、賀喜の功績が大でしょう。
本来、
「不味い!アメと合うワケないでしょ!」
となるはずなのに、ことごとく、
「美味しい」
と答える賀喜。
無理している様子は微塵もなく、なのに矢久保が好きなタピオカだけが低評価で、そのズレっぷりが面白かったです。
・今後
こうした面白さが、従来の有能キャラとのギャップ故なのかは、何とも言えません。
もちろん、今後バリバリの有能になればそれはそれで良いのですが、現在の感じからすると、その道程はかなり遠そうです。
今回、三、四期生の中で最も有能さを示したのは久保だったと思いますが、彼女には、イントロクイズで迷わず他のメンバーを蹴散らすような、ガチの乃木オタという変人の側面があります。
有能と言えば伊藤かりん、でしたが、残念ながら彼女が選抜入りすることはなく、選抜未経験で卒業する初めてのメンバーとなってしまいました。
有能だけが原因のはずはなく、賀喜の立場が今後そこまで悪化するとは思えませんが、有能だけで強固な立場を築くのは、結構大変だと思います。指原レベルが要求されるのではないでしょうか。
雑誌のインタビューでも、「何でもソツなく出来る」といった評価に対してギャップや悩みを吐露していますので、そうしたイメージが崩れることを恐れず、素頓狂な感じをどんどん出して行けば、面白くなると思います。真面目になり過ぎず、伸び伸び活動して行って欲しいものです。
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