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TodoONadaが基本情報・応用情報などIPA資格を取っていただく理由

Todoonada株式会社では、全員が『基本情報技術者試験』及び『応用情報技術者試験』を取得しています。
もちろん、資格だけが実力を表す訳ではありませんし、日々情報が移り変わるITの世界において、資格がどこまで意味があるのか、賛否が分かれることも把握しています。

しかし実際に基本情報・応用情報等のIPA資格を習得してもらったところ、想定していた効果以外にも、メリットがいくつかありました。
本日はその点についてご紹介したいと思います。


1.IT知識を網羅的に学ぶことができる

現代において、ITの知識自体は手に入れることが容易です。
何かわからないことがあった場合、即座に調べて情報を手に入れることができます。たとえ検索の仕方が分からなくとも、AIが教えてくれるまでに技術は進歩しました。

とは言え、逆に『網羅的にITを学んだ人』にしかわからないことがあります。
例えば『メールの設定』をするとしましょう。多くのエンジニアは、POPとSMTP等の各種情報を渡されるだけで、GmailなりOutlookなりでメールの送受信を行うことが出ます。
しかし『SMTP-AUTH』や『S/MIME』が何か、それぞれどのような役割を果たしているか……について応えられる技術者は限られるでしょう。

もちろんこれらの知識一つ一つは、役立つ場面が少ないかもしれません。しかし網羅的に学んだ人にしか出来ない提案や、解決できない問題があるのも確かです。

2.対外的に組織の技術力の証明になる

意外な点として、IT会社の技術力というのは、証明するのが難しい要素です。
例えば『過去にこういったプロジェクトを行いました』と書かれていたとしても、それは下請けに任せた仕事かもしれませんし、そのプロジェクトの参画メンバーが別のプロジェクトに参加中だったり、もう社にいないという可能性もあります。

実際のところ、下請けに回すだけでほぼ技術力のないシステム会社や、ごく一握りの実力派エンジニアと、ギリギリコードを書けるかもしれないスタッフだけで、なんとか仕事を回しているような会社等も実在するのですが、それらをITが専門でない会社が見分けるのは至難の業です。

しかし、全スタッフが「基本情報技術者試験」や「応用情報技術者試験」を獲得しているのであれば、ある一定以上の技術力を持っていることは証明できます。
特に非IT系の会社さんに対しても、アピールしやすい指標です。

3.教育コストを下げることができる

これは経験者の方であれば頷いていただけると思うのですが、ITの知識を教育するのは、想像以上に難易度が高いです。

もし車の運転であれば、ハンドルやアクセル・ブレーキの使い方を教えればいいだけですが、ITやシステムであれば『何故これがこのような動作をしているのか』といった点から理解しておく必要があります。

しかしその点を話すとしても『部下がどこまで理解しているのか』という点を把握しておかなければ、『わからないことについて、わからない言葉で話された』と部下が感じる事態も起こりえます。それはとても勿体ない時間の浪費です。

ですが、部下が『基本情報技術者試験を取得している』という情報があればどうでしょうか。
基本情報を取得しているのであれば、最低限この知識はあるはずだ』という共通見解を持った状態で、コミュニケーションを取ることが出来ます。これは教える側としてもとてもありがたい状況ですね。

更に、『基本情報技術者試験』『応用情報技術者試験』には、試験対策として有用な教育コンテンツがたくさん用意されています
部下に『勉強しよう』と言っても『どこから学んだらいいかわからない』『どうやって学んだらいいかわからない』というケースが多発してしまいます。
しかしこれら試験には、優れた教科書や学習の順序、明確なゴールが設定されているため、無駄のない学習を行うことが出来るのです。

4.ITエンジニアとしての自己肯定感が高まる

会社にとって居てほしいエンジニアとは、どのようなエンジニアでしょうか。
『仕事が出来るエンジニア』『お客さんと話せるエンジニア』『チームを活気付けてくれるエンジニア』等色々いると思いますが、ではそのようなエンジニアはどうやったら生まれるのでしょうか。

もちろん、仕事の経験やコミュ力、知識の豊富さ等色々要素はありますが、大きな要素の一つとして『自己肯定感』があります。
『自分で方針を決断し、仕事を進める』『クライアントに対してしっかり提案や要求を行う』『チームの中での立ち位置を判断し、その中で最善を尽くす』といったことは、まず自己肯定感を持たなければ難しい技術です。

しかしこの『自己肯定感』というのはなかなか曲者で、特に『新人さんへ如何に自己肯定感を持ってもらうか』頭を悩ませる上司は少なくありません。
褒めるのにも限界がありますし、実績を積んでもらうにも時間が掛かります。

そこで『資格取得』が役に立つのです。『基本情報』も『応用情報』も、それなりに努力が必要なので、獲得できたときには達成感を得ることが出来ます。
更に先ほども述べた通り、これらの資格は対外的に『ITの知識を持っている』ことを保証できる資格です。

『もっとITの専門家として堂々と喋ってほしい』と上司が指示するより、何倍も自己肯定感を底上げしてくれることでしょう。

5.学習する習慣が身に付く

ここまで上げた通り、教育を行い、自己肯定感を身に着けられる……といったメリットを挙げましたが、それだけでは生き残れないのがエンジニアの怖いところですよね。

エンジニアとして生き残るためには『学び続ける』スキルが必須です
『AIの発展で学習は必要なくなる』という声も上がっていますが、現状はむしろ逆で、『AIによって日々刻々と変わる状況に、学習で付いていかなければならない』といった状況になっています。

しかし同じエンジニアでも『学習スキル』は千差万別です。
学生時代に得た知識からアップデートされていない人もいますし、ある分野には優れていても、専門以外の知識はほぼ無い、といった人もいます。
そういった人に『学び続ける』スキルをどうやって手にしてもらうか……と考える時、有用なのがこれら『基本情報』『応用情報』といった資格になるのです。
もちろん、最後に問われるのは本人のやる気ですが、こういったメリットもあったりします。

6.エンジニア自身の計画性や実行力の向上

そしてここまで述べた点と少し重なりますが、『計画性や実行力の向上』といったメリットもあります。

『応用情報技術者試験』は、春季と秋季の年2回しか受験機会がありません。
なので、その試験日に合わせて勉強の計画を練り、試験日を最善の状況で迎える必要があります。
『基本情報技術者試験』は2023年からCBT方式が採用されたため、好きな日時を選んで受けることが出来るようになりましたが、試験日を決めて学習する点では同じです。

限られた時間の中で、どのように学習を進めていくのか、
たくさんの学習コンテンツの中から何を選び、どういった手法で試験への対策を行うのか。
自ら決定し、自ら実行し、責任も自分が背負うことが求められます。

こう書いてみると分かる通り、これらはプロジェクトを進める上で重要なことばかりですよね。
よって例え試験に落ちたとしても、そこへ至るまでの道筋がエンジニアにとって重要なものを授けてくれます。そこで得たものは決して無駄にならないでしょう。

非IT会社であれば『ITパスポート』もおすすめ

この通り数々のメリットが存在するので、弊社はIPA資格を取得してもらっています。
もしあなたの会社がIT系の会社であれば、やはり同じようにIPA資格取得の支援を行うよう推奨致します。

では『非IT系』の企業であればどうでしょうか?
その場合は『基本情報技術者試験』では重すぎるかもしれませんので、ぜひ『ITパスポート試験』の取得支援を検討されてください。

『ITパスポート』はIT部署の社員だけでなく、一般部署の社員に必要なIT知識をカバーする資格です。
なので会社全体のIT知識を底上げしたいというときに、非常に役立つ資格なのです。

その点については、下記の記事で詳しく説明していますので、ぜひこちらも御覧ください!

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