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「大切なものを諦めない働き方を応援したい」ワーママ支援を通じて人生をかけたいテーマを見つけた話

はじめまして。LiB エグゼクティブコンサルタントの三木です。

私は今4歳の息子を育てながら、LiBで人材紹介事業「LIBZ 幹部ドラフト」を担当しています。
LiBに入社したのは2021年1月、在籍して約1年になります。

このnoteでは、私のこれまでのキャリアを振り返りながら、今なぜLiBにいるのかお話しさせていただきます。

こんな人に読んでもらいたい
・大切なものを諦めず、自分らしく働きたいと考える方
・LiBの新ミッション「1人の可能性をどこまでも活かせる仕事のカタチをつくっていく」が気になる方

1:人生で最も大切なもの

「あなたの人生にとって、最も大切ものは何ですか?」

この問いへの答えは人によって様々だと思いますが、私は迷いなく、「息子」と答えます。

私は、結婚後なかなか子どもに恵まれませんでした。

幼い頃から、小さい子どものお世話が大好きで、「早くお母さんになりたい」と願っていたこともあり、身体的な問題から、自然に子どもを授かる可能性が低いとわかったときには、その事実がただただショックで、なんとか奇跡を起こせないかと、30歳を超えてからは治療を最優先に生活を送っていました。

高度生殖医療や、漢方、鍼等の民間療法まであらゆる方法を試し、神頼みにもすがり、やっと妊娠、出産できたのが35歳のとき。

なんでこんなに可愛いんでしょ

やっと出会えた息子は、何物にも代えがたい、とても大切な存在。

はじめての子育ては戸惑うことも多くありましたが、愛しさと喜びにあふれており、「どんなときもこの子を一番に考え、これからの人生を過ごしていきたい」そう心から思いました。

2:キャリアの転機。育休復職からの挫折

出産後は育児休暇を取得し、息子が5か月のときに、当時働いていた会社に復職。

待機児童問題が深刻な地域に住んでいたため、1歳を迎える前での復職でした。

まだ寝返りすらうてない息子を預けての復職には、後ろ髪を引かれる思いではありましたが、年齢を重ねていた分、同僚や友人に聞く「仕事と育児の両立」にかかわる話だけは耳年増になっており、他の人がやれるんだから自分もなんとかやれるだろうという気持ちでいました。

もともとは終電ぎりぎりまでオフィスにいるほど仕事が大好きだったのに、不妊治療や出産を最優先にしていた数年間、仕事に全力で向き合えなかった悔しさもあったので(治療と仕事の両立はほんと大変でした)、正直、ビジネスパーソンとしてのリスタートだと、わくわくする気持ちもありました。

結果・・・・・撃沈。

息子は身体があまり丈夫ではなく、安定して保育園に通えるタイプでもありませんでした(ここは子どもによって個性があるんですね、知らなかった。。)。

当時在籍していた企業は、「出社が前提、在宅勤務も推奨されていない、勤務時間もある程度固定化されている」など、いわゆる昔ながらの労働環境。

急な息子の体調不良に振り回されることも多く、そんな中では、積極的に手を挙げていくのも憚られ、かといって、淡々と代わりがきく仕事をやっているとやりがいがわからなくなって、仕事も育児もどちらも中途半端な自分に苛立つ日々が続きました。

2年弱頑張りましたが、どうしてもその生活が持続可能だとは思えず、しばらくは育児を優先しながら自分でバランスをとって働いてみようと、会社員を辞め、裁量をもって働けるようフリーランスとして独立することにしました。

3:人生をかけて向き合いたいテーマとの出会い

フリーランスに転身したのは、2020年2月。
折しも、コロナ禍で、働くスタイルが急速にアップデートされていった頃でした。

時間の融通が利くようにと、リモートワーク中心にお仕事を請けることを決めましたが、時代の変化に後押しされる形でなんとか軌道に乗せることができ、また、クライアントに恵まれたことで、自身でバランスをとりながら、育児も仕事のやりがいも両方を感じられるようになりました。

その頃、退職の経緯を知っている知人から誘われる形で、ワーママさん向けのキャリアデザインワークショップの企画や、フルタイムで働けないママさんたち向けのワークシェア事業(※)を行うNPOの運営にかかわることになりました。
※ママさんたちにチームを組んでいただき、個人ではなく、チームでワークシェアいただく形で仕事を斡旋する事業です。

そこで出会ったのは、かつての自分と同じように、生き方や働き方に悩む方たちでした。

「挑戦したい仕事があるがなかなか一歩が踏み出せない」「家族の問題がありどうしてもフルタイムで働けない」など、能力や経験があっても、さまざまな制約により、自分が大切にしたいものを諦めながら働くしかない方たちがたくさんいるのだと知りました。

キャリアデザインって難しい

私だけの悩みではなかったんだな~と改めて実感しました。

自身の過去の苦い経験もあり、なんとか彼女たちの役に立てないかと考え、もっと悩みに伴走する力をつけたいとコーチングの勉強をしたり、たくさんの方が気軽に利用できるように安価なキャリアカウンセリング事業を開始したりと試行錯誤はしましたが、あまり手ごたえはなく、なんだかなあ…という気持ちはぬぐえませんでした。

正直、私がいっときアプローチしたところで本質的な解決ではないということはわかっていて、自分がやっていることが、その場しのぎのごまかしに思えたのです。

彼女たちが直面している問題はもっと根深く、個人の意識や行動を変えるだけではどうしようもできない(私はたまたまフリーランスになって解決したけどそれが万人にとっての解決策ではない)、結局、企業や社会も一緒に変わっていかないと永久に同じ悩みの人たちが生まれるんだろうなと感じました。

もっと本質的にこのテーマに向き合うために何ができるんだろうと考えていた頃、「女性のキャリア支援だったらLiBだよ」と教えてくれる方がいて(当時LiBは女性に特化していました)、LiBに出会いました。

LiBが当時掲げていた「女性のライフキャリアを豊かにする仕組みをつくる」「『生きる』をもっとポジティブに」という言葉に触れ、松本別宮と出会い、ここでなら志を同じくする人たちと一緒に、この壮大なテーマに真正面から向き合い、挑戦することができるかもしれないと考え、入社を決めました。

(LiBが、フルリモートなど限りなく個人が裁量をもって働き方をデザインできる環境であり、育児や個人事業との両立が可能だと確信できたことも決め手に。このあたりの話はまたの機会に)

4:LiBの新しいミッション

2022年、LiBは時代の変化と世の中の新しいニーズに対応して、「女性活躍推進企業」から「ワークシフト支援企業」に進化しました。
詳しくはこちら

新ミッションである「1人の可能性をどこまでも活かせる仕事のカタチをつくっていく」という言葉を聞いた時には、まさに私がやりたかったことだと心が震えました。

単なる悩み相談ではなく、その場しのぎのごまかしでもなく、カタチを作るからには企業との連携も不可欠で、本気で社会にとっての「当たり前」を変えにいく、そんな力強い意志を感じたからです。

壮大なミッションに対し、まだまだ道半ば、始まったばかりではあります。

でも、かつての私や出会った人たちのように、さまざまな制約がある中で何かを諦める人を少しでも減らしたい。

そして、息子が大きくなった時に、彼が思い描いた生き方、働き方をかなえられる社会になっていてほしい、そう強く願いながら、誠心誠意このミッションに向き合いたいと思っています。

LiB自体も新しいミッションを体現しようとしています。写真は営業MVPで表彰いただいたときのもの。育児優先の私が成果を出せたのは、LiBの環境だからこそ(感謝!)

5:「LIBZ 幹部ドラフト」のご紹介

最後に、今私が関わっている「LIBZ 幹部ドラフト」のお話をさせてください。

「LIBZ 幹部ドラフト」は、β版が立ち上がったばかりの新しいサービス。

企業の経営幹部と、将来の経営幹部候補となりうる転職活動中の方を直接繋ぐプラットフォームで、双方がまずは腹をわって「相互理解」を深めるところからスタートするスキームです。経験・スキルだけでなく、目指すビジョンが合致するご縁を紡ぎたい、そう考えてご提供しています。
もし少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ私までご連絡いただけると嬉しいです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!