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「私と添い遂げる覚悟はあるか?」

 源沖継は、有り余るほどの才能を持つ高校3年生。模試の成績は全国でもトップクラス、スポーツをやればプロからの誘いが引きも切らず、地元の不良たちからも尊敬の念を集めている。当然ながら大勢の女子生徒にも慕われていたが、どうした訳か沖継はそれらの女の子たちの告白に一度たりともOKをしたことがなく、彼女いない歴=年齢という不名誉な記録を更新し続けていた。

 そんな沖継の転機は、18歳の誕生日に訪れる。

 親類縁者勢揃いで大々的に開催された誕生パーティ――かと思いきや、実は結婚披露宴? 両親が用意したサプライズプレゼントが白無垢姿の花嫁でしかも14歳?! 結婚式場は意味不明の大爆発、黒ずくめのテロリストが襲いかかってきて大混乱! 対抗意識を燃やしまくる幼馴染の滝野コノまで割って入って修羅場も修羅場!!!!
 何が起きてるのか全くわからない沖継は、事情を知るらしき幼妻に説明を求めるが――。

「もともとこの日本(くに)は、私たち二人で作ったんだぞ?」

 三千年の時を超えて連綿と続く、とある夫婦の愛と戦いのマイソロジー。
 これが本当の“正史”かも?

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本作の来歴

2010:
 某出版社のライトノベル編集部とやりとりしながら企画・立案。
 そこでは出版に至らず、長く死蔵される。

2012:
 Amazonが本邦において電子書籍事業を展開。個人出版部門の〔Kindle Direct Publishing〕もサービスインされ、ここで発表することを前提に従来の商業出版で求められる種々の制約を全てとっぱらった形で思いっきり好き勝手に書いてみようと方針転換。

2015:
 AmazonのKindle本ストアにてリリース。原稿用紙に換算して2200枚超、通常の文庫本でおよそ5~6冊ぶんという桁外れのボリュームを持つ作品となるも「めちゃくちゃ長いのに気にならない」とか「やたら読みやすい」とか「大長編ノベルゲーっぽい読後感」などと存外の好評をいただき、Amazonで販売されているすべてのKindle本の中でベスト50に入る大健闘を見せる。

2016:
 KADOKAWAグループの電子書籍ストアBOOK☆WALKERにおいて、インディーズ部門のロングセラー1位となる。
 その後、同年のBOOK☆WALKER大賞インディーズ部門にノミネート。

2020:
 電子書籍での有償販売を停止し、noteでの無償公開を開始。

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