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〔SE2:ラフ〕大学教授(仮)

【はじめに】
 これは小説ではなく、清書前のラフ(文章構成や表現の巧拙などを度外視し、冒頭から結末までひとまず書き切ったもの)になります。

[物語の骨子]
 大手企業数社の協力で経営されている市立大学の研究室。
 そこで講師を勤める若い博士が細々と超能力を研究していると知って、みつき、綾、瑤子が彼に研究を止めてもらうよう働きかける。

[主題]
 構成における主な主眼は、三人娘の過去を断片的にでも知らせること。同時に彼女らのキャラクターをアピールすることと、この作品内における超能力の位置づけをあきらかにすることの二つによって、作品世界の奥行きを見せていくこと。

15:36 03/12/27

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9,104字
本作は2003年に企画・発案、2004年に小説誌で発表、2006年にノベルスとして商業出版されたものです。 2011年に発生した東日本大震災とは何ら関係がなく、登場人物の発言や行動は00年代初旬の社会的背景を強く反映しています。特に作品のバックボーンとなる中央官庁の描写については、当時取材した内容や入手できた資料に依るところが大きく、現在ではフィクションとしても許容が難しい描写も散見されます。ご注意ください。 .

日向みつきは18歳の予備校生。大きなお節介と小さな迷惑、そして世界規模の陰謀を抱えて、彼女は今夜も東京の空を飛ぶ!

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