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【乳がん闘病記:59】ん?こんなもん?ホルモン剤治療始まりました。

9月11日土曜日。
ワクチン副作用で唸っていたあの日から、もう一週間も経ったのですね。
仕事してるとやっぱり時間が過ぎるのが早いです。

さて、今週月曜日の9月6日
術後3ヶ月なので血液検査(再発していないかのチェック)、ホルモン剤治療開始に向けての診察の為、クリニックに行って来ました。

まずは血液検査。
「ワクチン、大丈夫でした?」と採血しながら看護師さんに聞かれたので
39℃の高熱が出てなかなか大変だった、と話したら
隣りの部屋にいた先生にも聞こえていたみたいで
診察室に入るなり「なかなかの高熱が出たねー。」と迎えられました。

そして熱や症状など細かい聞き取りがスタート。
熱の状態によっては副反応ではなくコロナの影響、ということもありえるから、と。
私の場合はもちろん結論は「副反応だね。」

そして血液検査も問題ナシ、で
ホルモン剤治療開始が正式決定しました。

最初の1年はひと月分ずつ処方します。
毎月、診察で経過を観察してからお渡ししたいので。
1年、特に問題なければ
翌年からは3ヶ月分ずつ、検診で来てもらう時にお渡ししたいと思ってます、と先生。

ではこれから1年間は月に1度の診察になるんですね、と言うと
「問題なければね。もし薬を飲み始めて不正出血が起きたとか、他にも体調がおかしいと思ったらいつでも来てください。」とのこと。
了解して、来月の診察の予約を入れ、薬をもらって帰宅しました。

さて、これから最短5年間飲むことになるホルモン剤。
その名も「タモキシフェン」

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ルミナールAタイプの乳がんである私は
女性ホルモンの働きを抑制していくことが再発防止の最も効果的な方法なのだそう。
その抑制を促すのがこのタモキシフェンで、1日1錠、必ず毎日飲まなければなりません。

「僕がお勧めしてるのは朝の服用。朝食と一緒に飲む、と覚えておくと忘れにくいし、万が一忘れても思い出した時に飲めるから。」
という先生のアドバイスに従って、今のところ毎朝朝食と一緒に飲んでます。
(更に忘れっぽい私は朝食の時間前に毎日アラームも鳴らすようにしています。)

さて、薬物療法、ホルモン療法、と聞くと
やはり気になるのが副作用。

副作用については
先生からみっちりご説明頂きましたし
先月、このような冊子も頂いていました。

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あ、ちなみにタモキシフェンっていうのは通称らしく
アストラゼネカではこのお薬の正式名称はノルバデックス錠というらしいです。

この本に副作用に関することは詳しく書かれているので
読めばどのようなことが起こり得るのかはだいたい理解出来ます。
よく言われる通りのぼせや倦怠感など更年期障害に近い症状、またホルモンを押さえる薬なので婦人科系の症状も出る可能性があるようですね。

が、この冊子によると
タモキシフェン服用患者3762人に調査した結果
何らかの副作用が出た患者は全体の約8.3%とのこと。
一番多いとされる婦人科系の副作用で約3.2%。

まぁ、製薬会社側が作成した資料だし
全ての服用患者が答えたワケでもないだろうから、この数字は少々低く捉えた方が良いかも、と思いますが
プラス私の先生の
「副作用、イメージとしては数年先の自分に会う、みたいカンジで思ってもらったらいいかも。ちょっと火照る、疲れる、という日があるかもしれないけれど、生活出来ない程の症状は滅多に出ないから、あまり気にしすぎないで。」
という意見も取り入れて
まずはネガティブなイメージを持たず、体調を冷静に観察しよう、と
服用開始前に私は思いました。

さて、服用開始が9月7日
そして今日で5日目となりますが、体調はというと・・・

ん・・・?
んんっ・・・!?

・・・驚くほど普通。

顔がほてる、とか
倦怠感とかイライラとか
食欲不振、もしくは増加
何か、そういうのが少しでも出てくればメモしよう、と思っていたのに
まーったくの普通。
アレ?これ効いてるのか!?と思うくらい。

先生は「数年後の自分に会う」と言っていたけど
これってもしかして、数年後も私、今と変わらず元気ってことなんじゃ・・・(笑)。

・・・って日中書いていましたが、違いが1つ出ました。

夕方、生理が始まりました。
前回から23日目。
ここ2~3年は26~28日周期で安定していたので、少し早いと言えば早い。
でも、不正出血や月経異常、という程の早さでもない。

体調も悪くないし、今回は様子見でいいかな?
何か変、と思ったら先生に相談してみようと思います。

このまま、何ともないまま5年が過ぎればいいなぁ・・・。
あ、5年だけじゃなくてその先も。

さて、ホルモン剤開始直後、私の場合はこんなカンジです。
副作用はホント、人それぞれですが
大したことないっていう私みたいな人も沢山いるようなので
これから始められる方は出来るだけリラックスして服用して下さいね。

今回はこの辺で。
ホルモン剤についてはまたいつか経過をご報告するとして
次回は術後や放射線治療後の胸の症状など、現在の状況についてまとめてお話ししたいと思います。

自分の治療や生活は何とかなるので、もしサポート頂けましたらご支援は近くの保護猫支援団体に寄付させて頂こうと思います。ネコ達に沢山生きる力をもらってきたから、せめてもの恩返しに。