【乳がん闘病記：58】カムバック。治療中休みのワクチン接種。

先月、1回目のワクチン接種＆検診の時に
来月の検診日からホルモン剤をスタートさせましょう、ということになり
いつ来れますか？と聞かれたので
「じゃあ1日、またワクチン接種でお伺いするのでその時に・・・」と言うと
先生は「あぁ・・・出来ればワクチンと別の日がいいんだけど。」と。

もし、何らかの副反応・副作用が出たら
それがワクチンによるものかホルモン剤によるものか判別しづらいから、とのこと。

その時は
そこまで慎重にならなくても・・・と思いつつ
では検診は6日に、とお願いして帰ったのですが

いやいや！コレはね
先生、さすがです！
ワクチン2回目のトンネルを抜けた今なら分かる
これは新たな薬(副反応を伴うもの)の服用などと同時に行うべきものではない、と。

ということで乳がん闘病記ですが
今回は予想以上にキツかったコロナワクチン2回目の話となります。

9月1日の15時にクリニックで2回目接種を受けました。
1回目の時も翌日腕に筋肉痛のような痛みがあっただけで体調には問題なかったし
これまでの私の流れから言って、想定より軽く済む傾向がある、と思っていたので
大して心配もしていませんでした。

実際帰宅して、夕飯食べて、ベッドに入った0時頃まで何ともありませんでした。
副反応が出やすいのはモデルナ製だと言うし(私はファイザーを打ちました)
母も身近な人達も微熱程度で済んでたし
なんだ、明日明後日仕事休みにしたけど行けたなぁ・・・なんて思いながら眠りにつきました。

が、その数時間後
背中がゾクゾクする感覚で目が覚めました。
布団を体に巻き付けても寒い。
そして腰が異様に痛い。

インフルエンザの序章に似ている・・・。

これがまさかの！？
スマホで時間を確認すると3時過ぎ。
ワクチン接種からちょうど半日後。

え～・・・熱計った方がいいかな、と思ったけど
枕元に体温計を準備していなかったので
取りに行くのが面倒くさい。
(って2歩歩けば取り出せる場所にあるんだけど)

そのうち良くならないかなぁ・・・と願いつつ横になっていましたが
何か、段々悪寒が酷くなる。
それに、段々体が痛くなってきた。

明け方5時、こりゃダメだとヨロヨロ起き出して体温計を取りに行きました。
測ってみると38℃。
ですよね、ってカンジ。

1回目ワクチンの時に一応もらって飲まなかった解熱剤
カロナール500を1錠飲んで寝ました。
しばらくすると効いてきたのか体がラクになり、3時間程眠ったようでした。

翌朝、9月2日の8時半
再度熱を測ってみると37.1℃。
あ、だいぶ下がってる！
良かったぁ・・・と思ったのも束の間。

・・・起き上がれない。

微熱なのに、体が重くてだるくて食欲も出ない。
一応買っておいたポカリスエットを飲んで
以前お見舞いで頂いていたゼリーを食べたら、そのままソファーで寝てしまってました。

体が熱い。
そう感じて目が覚めたのが10時半頃。
え～・・・と思って熱を測ると38.5℃！
何でよ！更に上がっとるやんけ！！

前回薬を飲んだ時間から6時間経過するのを待って
11時過ぎに再度カロナールを飲んで
病院から帰ってきた母に「副反応がやって来た」と伝え
部屋に籠りました。

おっかしいな～
私、ファイザーなのにな～と思いながら再び眠りにつき
15時頃起きてみると37.8℃に一応下がってる。

お腹は空かないけど冷たいモノが食べたくて
ヨーグルトにドライマンゴーを少し混ぜて食べました。

何かいつもと様子が違う、と思うのか
テンルビが大人しく、私の部屋で一緒に寝ていたりなんかして
添い寝してくれてるのかな、とちょっと嬉しくなりました。
もうちょっと待っててね。
もうちょっと熱が下がったら遊んであげるから。

な～んて思っていたのに
1時間後に熱を測ると39℃！！

また上がっとるやんけ！！

も～ぉ・・・と思いながら、前回の服用から6時間過ぎにあたる17時を待って
またもやカロナール。

39℃なんて久々の世界。
頭が朦朧としてるのにガンガンしてる。
体の中に熱いスープが詰まってるみたい。
動く度にチャポチャポ揺れる。

副反応って、ホントに人によるんだなぁ。
大したことないはずって高を括ってたから、余計にしんどいな。
でも・・・

副反応の辛さなんて
1～2日で必ず終わる。
ワクチンを打つということには賛否両論あるんだろうけど
コロナの重症者にならないことで医療現場の負担を少しでも減らせるのなら
そして経済を回す立場になれるのなら
ワクチンは絶対打とうと私は決めていました。

そして今では
せっかく乳がんを早期発見出来て生かされた命
コロナで失ってはもったいないし
ここまで尽力して下さった医療関係の皆様にも申し訳ない
そう思うから
副反応は辛いけど、やっぱり打って良かったと思っています。

20時頃
熱はまだ38℃あるけど、お腹が空いてきたので
冷ややっこと納豆ご飯を食べました。
(大豆オンリー(笑))

何もする気になれないけど眠くもないので
Amazon primeで「グリーンブック」を観ました。
ロード・オブ・ザ・リングで虜になったヴィゴ・モーテンセンが
あの頃とはまた違う輝きを放っていて
ストーリーも良くて
弱った心と体にじんわりと染み込む作品でした。

22時半
熱を測ると38.6℃。
また上がっとるやんけ！！
ってツッコむ元気もない。
前回から6時間経つのを待って、23時過ぎにカロナールを飲んで

病院からもらったカロナールもあと1錠しかない
どうか明日は熱が下がってますように、と祈りながら就寝。

そして今日、9月3日の朝。
接種2日目にしてようやく37.2℃という微熱に戻って来ました。
ヨーグルトとコーヒーの朝食を食べ横になっていると、体から汗がジワーッと出てきて
あ、これ回復するな、と初めて思いました。

熱はお昼ごろまで37℃を行ったり来たり。
でも頭痛だけが残っていました。
で、もう高熱が出ることはないだろうと思い、鎮痛剤でもあるカロナール最後の1錠を昼食後に飲みました。

すると1時間後
熱が36.4℃、頭痛もすっかり消えてる！！

元に戻った！！
完全に元に戻った～っ！！

それが15時頃。
ワクチン接種から丸2日がかりでトンネルを脱出しました。
でも、すっかり元気になった今となっては
昨日までの辛さは夢だったのではないかと思えます。

さて、「ワクチン2回目、キツかった、けど打って良かった」っていうだけの話なのに
随分長くなりました。
次回はいよいよ始まるホルモン剤治療についての話になると思います。
これまたどんな反応があるのか・・・
ちょっとドキドキ。