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【乳がん闘病記:70】元気です!宣告から1年経った最近の体調について。

ちょうど1年前、がん宣告を受けました。
人生が
それ以前とそれ以後に分かれたあの分岐点からもう1年。

それまですこぶる元気で滅多に寝込むような病気もしなかったから
信じられない、という思いを捨てきれないまま
嵐に巻き込まれるかのように治療期間へと突入していった去年の今頃。
今となっては
何だか全て夢のよう。

現在は相変わらずタモキシフェンというホルモン剤を服用しながら生活していますが
私は副作用も一切なく、経過としては順調な部類だと思います。

でも完全に元通りかと言えばそうでもなく
未だ、手術した右胸は押さえると痛みます。
あと、腕を上に伸ばすと脇・胸・横腹にかけて突っ張るような感覚もあります。

胸の痛み
切除した中央部分はもしかしたら一生感覚がマヒして戻らないかも、と言われていたのですが
そのマヒが徐々に薄れて来ているみたいです。
今まで感覚がなかった部分が、最近、押さえると痛むんですよね。
でもこの痛みは感じなかったものを感じるようになっただけなので、心配はいらないのだそう。

マヒと言えばリンパ節切除した影響で感覚がなかった脇と二の腕の内側ですが
こちらはごく最近、気付けば普通に感覚が戻っていました。

生理について。
ホルモン剤の影響で
生理も多少量が減ったり日数が短くなったりしてますが
未だ閉経することもなく
不正出血などもなく
何なら生理痛や腰の冷えなどから解放されて
以前より快適な生理期間を過ごせているかもしれません。

そしてこの闘病生活のおかげで
アルコールを控え、生活習慣や食事の内容にも気を配るようになった私は
恐らく1年前に比べて今の方がうんと健康な身体を手にしていると思います。

1年前に比べてだいぶ痩せたし
血圧もここのところ正常値近辺で落ち着いています。
また、コロナの影響で仕事が減ったことも幸いし
今は身体を休める時間も十分に確保できているので
(そしてがん保険の給付金やコロナの給付金のおかげで生活の不安なく休めているので)
以前あった、ストレス性の過呼吸や肩こり・首こり、めまいなどもなくなり
体調で言えば、もしかしたら今が人生で一番絶好調なのかも。

がんにはならない方がいい。
だって、この病気は一生再発の不安から逃れられないから。

でも
それでも私の場合は、昨年小さながんが見つかったこと
今は感謝しています。
もしがんにならなければ
そしてコロナで仕事が減らなければ
私はワーカホリックで
忙しいのだからこれくらい許される、と
深酒も食生活も運動不足も改善しようなんて気にもならないまま50代を過ごし
そして多分、何らかの成人病を引き起こしていたんじゃないかな。
(あくまでも推測。しかし本当に今客観的に過去の生活を振り返ると
我ながら不健康極まりない)

今、まさにがん宣告を受けた方が
もしこのブログを読んで下さっていたら

大丈夫。
ゼッタイ治る、とは言い切れないけれど
がんは今や、きちんとした治療を受け、身体に良いとされる生活習慣を身に着けて行けば寛解出来る病気です。
もしかしたら、私がそうだったように
生活習慣が改善されて、以前よりも健康な身体が手に入ることだってあり得ます。

まずは自分と医療を信じて下さい。
そして疑問や心配事は一人で抱え込まず、周囲の方や病院、専門の窓口などに納得いくまで相談して下さい。

それでも不安になる時は
ぜひ、同じ病気を経験したもの同士、一緒にお話ししましょう。
見知らぬ間柄だけど
もしかしたらその方が、一番本心をさらけ出せたりするのかもしれないし。

そして、かつての私のように
自分は元気!身体に何の問題もない!と思っていらっしゃる方

ゆっくり休めてますか?
病院に行くような症状ではないけれど
肩こりとか動悸とか食欲不振とか
実は小さな不調をいくつもため込んでいたりしませんか?

小さな不調も積み重なれば
大きな病同様に命の危険に繋がるのでしょうから
どうか元気!と思っているうちに自分の身体と心の声に耳を澄まして
本当の「元気」を維持して下さいね。
私も、実は最近また少しずつ仕事が増えてきてコロナ以前の生活に戻りつつあるけれど
1年かけて手に入れた本当の「元気」を失わないように
どんなに忙しくても心と身体を最優先する丁寧な暮らしを心掛けたいと思います。

さて、今回は宣告から1年ということで
体調面の現状についてまとめてみました。
来月は手術から1年ということでCTやエコー検査があるので
次回はその検査結果などを中心に書かせて頂きますね~!


自分の治療や生活は何とかなるので、もしサポート頂けましたらご支援は近くの保護猫支援団体に寄付させて頂こうと思います。ネコ達に沢山生きる力をもらってきたから、せめてもの恩返しに。