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【乳がん闘病記:60】脱皮。手術&放射線治療後の経過について。

9月17日金曜日。
台風の夜です。
仕事は臨時休業となりました。

さて、ホルモン療法のためタモキシフェンを服用するようになって10日経ちました。
今のところ、大きな副作用は出ていません。
副作用かな?と感じたことと言えば
生理が予定より6日程早く始まっていつもより早く終わったこと
たまに眠いようなだるさがあること
たまに胃もたれっぽい感覚があること、くらいかな。

今はコロナの影響で仕事がだいぶ少ないので
比較的ゆったりと過ごせているおかげかもしれません。
(その分経済的な打撃はありますが)
でも、闘病がこの時期である意味良かったと思っています。

そして右胸の現在ですが・・・

まず形状。
術後からすると腫れがだいぶ引いたみたいで
もうあまり横にせり出したようなカンジでもなく
左を一回り小さくしたようなサイズとカタチに落ち着いています。

触るとまだ痛みがあります。
そして中央部分の皮膚感覚はまだ戻って来ていません。
でも、内側の硬い部分がだいぶなくなって、全体的に柔らかい、普通の乳房の感触に近づいてきたと思います。
(ちなみに術後1ヶ月時の状況は乳がん闘病記:44でご覧いただけます)

また、乳がん闘病記:55でまるで紅白まんじゅうだと表現した皮膚の赤みですが
結局その頃が赤みのピークで、放射線治療が終了してからは徐々に色味も落ち着き
今はうっすら日焼けのあと?みたいな感じになってます。
痒みやかさつき、ごわつきなどもなく、皮膚に出るとされた副作用はだいぶ軽かったみたいです。

ただ、毛穴が・・・。

右胸だけ、異様に毛穴が開いちゃって(泣)
放射線で肌が乾燥して硬くなる、というのは聞いていたけど、まさか毛穴がこんなに開くなんて。

しかも角栓が詰まった状態なので、見た目も悪いし皮脂が出ないから冬場なんかは粉ふくくらいカサカサになったりするらしいです。
毛穴ケアしたいけど放射線治療直後の肌は刺激に弱いので、しばらくはひたすら保湿して肌に外側から潤いを与え続けるしかないのだとか。

「保湿ケアを丁寧にやっていけば、徐々に元に戻りますから」
と先生が仰ってたので
その日を信じて、今はひたすら毎日保湿剤を塗りまくっています。

そして皮膚と言えば・・・
コレ書くの、前回までは躊躇っていたのですが
数日前に衝撃的なコトが起こって、それを話したいので書いちゃいます。

私、先程お話しした通り、放射線で乳房の皮膚自体はさほど変色しなかったんですが
実は、乳輪&乳首は焦げたような色合い
黒に近いこげ茶に変色していました。

実は放射線治療で突然そうなったワケではなく
術後すぐからそんな色合いで
放射線で更に焦げたような色、そしてゴツゴツ岩肌みたいな質感になったように思います。

で先日、診察でクリニックの先生が
「肌の副作用は本当に軽く済んだね。」と仰ったとき
「確かに肌は・・・。でも、あの、乳輪の色がだいぶ左と違うんですけど・・・。」とおずおずと質問してみたんです。
すると
「あ、それもしばらくしたら普通に戻りますよ。」と、実にあっけらかんとした回答で
「そうなんですね。」としか答えられなかったんですけど内心、「ホントか~?」と疑っていました。
が、それから1週間程たった今週初め。

傷のテープを取り換えようと
シャワーを浴びながらゆっくり剥がした乳輪上のテープをふと見ると
黒い何かがベッタリと付いているではないですか!

最初
傷口が開いて出血しているのだと思いました。
それで慌てて傷口付近を手で押さえてみましたが、出血はなく痛みもない。

で、落ち着いてテープを見てみると
それは黒い皮膚だと分かりました。

どういうこと!?と
シャワーから出て鏡で確認してみると
テープを貼っていた付近の乳輪が白い・・・。

そこで初めて気付きました。
乳輪&乳首のこげ茶のゴツゴツ
コレ、かさぶただったんだ!!

乳輪の少しめくれているこげ茶の部分を摘まんで軽く引っ張ると
ペリリとはげ落ちるかさぶた
そしてその下に色味の薄い、弱弱しい質感の乳輪&乳首が。

えーーーっ!!
色が元に戻るって、こういうことだったのーーー!?
私、勝手にメラニン色素がだんだん抜け落ちて元に戻るような、そんなイメージ持ってたけど
まさか脱皮だったとは!!

まだ肌が弱っているから
今は自然に剥がれていくのを見守っている状況ですが
以降、徐々にこげ茶の部分がなくなり、本来の乳輪&乳首カラーに戻りつつあります。

いや~驚いたなぁ~。
だって、まさか乳首が脱皮するなんて(笑)。

しょーもない些細なことだけど
私的にはなかなかの衝撃度だったので
誰かに話さずにはいられず、ここに書き残すことにしました。

さて、こんなカンジて
今のところ私は元気ですし、治療もどうやら順調です。
とは言えホルモン療法は始まってまだ10日。
まずは1ヶ月の体調の変動を確認して、傾向と対策についてまた改めてまとめてみたいと思います。

自分の治療や生活は何とかなるので、もしサポート頂けましたらご支援は近くの保護猫支援団体に寄付させて頂こうと思います。ネコ達に沢山生きる力をもらってきたから、せめてもの恩返しに。