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【乳がん闘病記:39】ナツコ。最強で最愛のソウルメイト。

夢を見た。
なっちゃんに会えた。

夢の中で、私はグレーの無機質な建物の中にいました。
「逃げろ」と近くにいた人が言った気がして
私はビルにありがちな折れ曲がった階段を走り下りました。

気付くとナツコを腕に抱いていました。

建物を出たようで周りが明るくなり
目の前に1台の白い軽自動車が止まっていました。

私は運転席に乗り
ナツコは気付くと後ろのシートに寝そべっていました。
後ろのシートは軽なのになぜか広くて
白いシーツのようなものがかけてありました。
これならもしオシッコしてしまったとしても
シートを汚さずにすむかな、と思いました。

運転席から身をよじり
まるで昼寝でもしているように
気持ちよさそうに身体を伸ばして横たわるナツコが可愛くて撫でていたら
口の中に硬い小さな異物を感じました。
モゴモゴと口を動かして吐き出すと
表面が黒く内側が白っぽい、割れた石の欠片ようなものが出て来ました。
吐き出すとまた異変を感じ、モゴモゴしてペッ。
合計3つの欠片が出てきて止まりました。

なっちゃん、見て見て。
こんなのが口の中に入ってた。
虫歯かな?というとナツコは笑って

「もう大丈夫よ。」と言いました。

・・・っていう夢。

闘病記に時々出てくるナツコ。通称なっちゃん。
2020年12月30日、悪性腫瘍の闘病の末、15才で空へ召されました。
召されたんですけど・・・

実は私は
結構な頻度でナツコに会えてます。
とか言ったら
引く人は引きますよねー(笑)

実際は
こんな風に夢を見る、とか
何となく気配を感じる、とか
その程度のものです。

子供の頃から猫を飼ってきたし
今一緒に暮らしているテンルビなんて溺愛しまくりですけど
何というか
ナツコは私にとって「特別な猫」。

ペットと飼い主
猫と人間、という垣根を超えた
一言で言うなら「ソウルメイト」なんです。
って、私が勝手にそう思っているだけですが。

今回のこの闘病も
ナツコとタッグを組んでいるような不思議な感覚のままここまで来ました。
なので昨夜の夢もただの夢ではなく
私にとっては「良い方向に向かってるよ」という
ナツコからのメッセージ。

さて、今日はここまで本当に世話になった妹二人へのお礼と退院祝いを兼ねて
家でささやかなおもてなしディナーをする予定なんですが
(と言っても私が作るわけではなく注文したオードブルですが)
たった今、上の妹から
闘病中のネコが抗がん剤を始めたので
家を空けるのが心配で、と連絡がありました。

食事なんていつでも出来るから!
なっちゃんも抗がん剤の時辛そうだっだし、そばにいてあげて、と即答。
家は近いので、後でオードブルを詰め合わせて持って行こうと思います。

闘病中のみんな
人間も、猫も、他の動物もみんな
それぞれに頑張ってる、精一杯病気と闘ってるから

神様どうか
せめて苦痛は最小限で。
生きようとする力を支えて下さい。

さて、ゆっくりしか動けないから
ボチボチ、支度に取りかかりましょうかね。
最後に我が最愛のソウルメイトのナツコの写真↓

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インスタでは沢山の方に「ナツコ先生」と慕って頂いたなっちゃん。
今日も毅然としています。

自分の治療や生活は何とかなるので、もしサポート頂けましたらご支援は近くの保護猫支援団体に寄付させて頂こうと思います。ネコ達に沢山生きる力をもらってきたから、せめてもの恩返しに。