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サンセバスチャン2023年4月ー(1)

市内の外れ、モンテ・イゲルド展望台からのラ・コンチャビーチの眺め

 長いコロナ禍の自粛を終えて、ようやく海外へ行けるようになった。2016年に訪れた世界一の美食の街と言われるサンセバスチャン。前回訪れてすっかり気に入ってしまい。2020年にも行こうと思っていたところにちょうどやってきたのがコロナ騒動。おかげで3年間おあずけを食って今回、ようやく訪れることができた。

サンセバスチャンのオールドタウン

 サンセバスチャンはスペインの北東部の端、フランスとの国境にほど近いバスク地方の街。バスクはスペインとフランスの両方にまたがっているため、フランスバスクとスペインバスクがあるが、サンセバスチャンはそのスペインバスクの中心となる街だ。

なぜこの街が「世界一の美食の街」と言われるのか?実は人口19万人足らずの街、日本で言えば小田原とか岸和田ぐらいの規模の街なのだが、何とミシュランの三つ星レストランが3つもある。

もともとここはフランス王室の王女が夏を過ごすためにやって来る際、フランスから腕の良いコックをたくさん連れてきたことが美食の街の始まりと言われているそうだ。ただ、実際にはフランスのヌーベルキュイジーヌに刺激を受けたバスクの料理人たちが70年代から独自に研鑽を積んで美味しい料理を作ったこと、そしてその美食を町おこしの手段としたこともバスクが美食の街と言われる所以である。

サンセバスチャンのバルがひしめく通りを歩く妻
オールドタウンを散歩している私

もちろん、そんな高級なレストランよりもむしろ街中にあるバルの方がずっと美味しいことも多い。2016年の時と合わせると計8日間滞在している間に安くて美味しいものを一杯食べることができた。

実際、色んな国に旅行したが、ここなら移住しても良いと心底思ったのが、ここサンセバスチャンなのだ。今でも移住する夢はあきらめていない。

三つ星レストラン「ベラサテギ」のメイン肉料理

noteを始めるにあたって、まずはこれから毎週、サンセバスチャンの街と美味しいものやお店の紹介をしていこうと思う。

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