実戦問題㉔ 鳴きの分岐点
良悪一向聴で良形から鳴いてタンヤオドラ2聴牌を取る分岐は8~9巡目。
ただしこの場合それより後ろにズレます。
①メンゼン側の1s受け。47sが悪形の中でもよくない分1sが加わる恩恵が大きい。
②ツモ47sで河に放たれやすい58m待ちをダマれる。
③どちらが埋まっても平和がつく。ツモ1sでタンヤオが崩れるのとツモ7sで一盃口がつくのはほぼ相殺されるとします。
以上の理由、特にチーテンを取らないことによるアガリ率低下を緩和している①②により鳴く巡目が後ろにズレますが、
④58mが3枚目で現状悪くないが4枚目以降が下家対門から切られると劣化する。「枚数が減っているが依然として悪くないリャンメン」は「見た目残り枚数が多いので悪くないリャンメン」と比べて1枚切られることによる劣化の度合いが大きい。
⑤対門が仕掛けていてテンパイの可能性--テンパイ濃厚とは言えないけど--がある。引用した研究がどういう想定なのか記事中には書かれていないがおそらく見た目先制--誰も立直も仕掛けもしていない--における分岐点だと思う。
11巡目で微妙~若干鳴き寄りくらいに見えます。なお実戦ではスルーしてタンピンドラドラをアガりました。
NAGAは鳴き(2巡前の8mはスルー)。ただ58mと47sの相対的な良し悪しなど、どこまで考慮されているか分からないのであくまで参考です。
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