子育ての問題を考えていたら…
当たり前だけど、
子育てって、手間暇かかる。
手間暇かかるから、一人で何とかしようとしても無理がある。
子どもは、いつだってワクワクの世界を生きている。
大人は、リアルの世界を生きている。
例えば子どもを病院に連れて行こうと準備をしていると、
なぜか、子どもはそれを妨害する…。
コップを倒したり、
よせばいいのに、椅子に登って落ちたり…。
病院に連れていく準備をしている時に、
子どもの面倒を見てくれる人がいると本当に助かる。
子どもは、無邪気にワクワクの世界、
今を生きているだけなんだけど、
病院の時間に間に合わせようと、
リアルの世界を生きている大人からすると、
妨害としか受け取れないわけです。
だからと言って、
上の図にあるように、
子どもの心と大人の心の重なる部分に、
大人の都合がいいように、
子どもの行動を押し込んで従順に育てると、
子育ての期間はよくても、
子どもが大きくなると、
厄介な問題へと発展する可能性となるように思うのです。
子育てって、手間暇かかるから、一人では無理がある。
そのように思っていると、以下の文書を目にしました。
現在の日本は、経済の発展のプロセスにおいて、
核家族化がすすみ、
経済的発展は遂げたものの、
様々な歪が生まれている。
行き過ぎた経済発展への傾倒は、
労働効率と生産性に価値を置きすぎ、
命を育む子育に手間暇かける余裕と時間と
コミュニティーが犠牲になったのかもしれない…。
日本政府が 2023 年に実施した「人々のつながりに関する基礎調査」では、孤独感があると回答した人が約4割に上った。
戦後日本は、高度経済成長期から現在に至るまで、「個人の自由」を大きく尊重してきた。その副作用として、社会的繋がりが薄まり、孤独や子育ての孤立が生まれた…。子育てに関わる問題や課題って国のあり方の問題なのかもしれない。