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20代で起業するときの資金集めのやり方を解説します

皆さん、こんにちは!本田祐樹です。

本日は20代で起業するうえで知っておくべき資金集めについてのお話をしていきます。

「起業しよう!」と気持ちが固まったときに一番気になるのは資金面かと思います。

フリーランスであれば少ないお金でも始められるのですが、起業は会社を作るわけでまとまったお金が必要になってきます。

最近ではクラウドファンディングで寄付のような形でお金を集めることもできるようになり、私の時代よりもハードルが下がって良い環境になったと感じます。

しかしながら20代で起業する場合、何かと分からないことが多かったりして「資金集めって何のこと?」「どうやって集めようか?」と不安になりますよね。

私は起業して4年ほど経ちまして今では2つの会社を経営しています。

自分の経験や周りの経営者のお話から、20代で起業するうえでの資金集めについて解説していきたいと思います。


起業するうえでの資金集めのパターン

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早速ですが20代で起業するうえでの資金集めのパターンは以下の通りです。

①自己資金
②創業融資
③助成金、補助金
④VC、エンジェル投資家
⑤クラウドファンディング

まず①の自己資金は「自分で貯金する」というものです。

リスクもなく難しいこともせず簡単に資金を集めるには貯金がベストです。

「その日暮らしの毎日で…」という方でなければ、計画的にお金を積み上げていくことが出来るはずです。

あとで必要な金額を解説しますが、サラリーマンであれば2年ほどで貯められます。

続いて②の創業融資ですが、簡単にいうと借金です。

「借金って怖いな」と思われるかもしれませんが、公庫もしくは銀行で借りるものですので過剰に怖がる必要はありません。

消費者金融はダメですよ💦

公庫や銀行であれば事業計画書や面談で審査され合格すると、1~3%程度の低い金利でかつ5年以上の長期返済で借りることができます。

一番おススメなのは公庫ですね。

銀行と比べると審査のハードルが低いですし、銀行だと必要になってくる「定期的な決算書の提出」が不要になります。

続いて③ですが、融資と誤解されやすいですが助成金、補助金は全く別のジャンルです。

簡単にいうと「必要なものを格安で仕入れさせてもらう」って感じです。

たとえば会社を設立して、ITシステムが必要になったとしましょう。

自分がエンジニアなら自作すれば良いのですが、そうでない場合は外注することになり高額なお金が必要になります。

その際に助成金、補助金を活用すると「システムが必要だけど外注するお金の一部を負担してください!」っていう感じでお金を補填してもらうことができます。

融資と大きく違う点は返済不要という点です。

しかしながら助成金、補助金は使用目的を厳密に精査されますし国や自治体の予算によっては受けられなかったりもします。

続いて④ですが、VCやエンジェル投資家に投資をしてもらうことで資金を集める方法があります。

銀行みたいにその辺に構えてくれているわけではないので、人脈や行動力がないと出会うことすら難しいですが最近増えつつある資金調達法です。

「返済が必要か?」「利率はどれくらいか?」は投資家によってバラバラです。

よく聞くのは株式取得で返済不要にするやり方ですかね。

株式の何%かを渡すことで皆さんの会社が上場したときに、投資家は取得していた株で儲けるのです。

「融資より優しいなあ」と思われるかもしれませんが、投資家との付き合い方は慎重になった方が良いです。

融資の場合はお金を返せば終了しますが、投資家に株式を渡すと一生付き合うことになります。

株式を渡すということは経営に口を出せることになるので、会社の方針を変えさせられたり、利益が出ていないとクレームを言われたりします。

最後に⑤ですが、冒頭にもお話したように寄付のような形で知らない人たちからお金を集める方法です。

心理的にはプレッシャーなく始められますし、皆さんの事業内容によっては融資なんかよりも大きなお金を集められる可能性を秘めています。

とはいえ知らない人がお金を出したくなるような画期的なアイデアが求められるので、クラウドファンディングを始めても1円も集まらずリタイアする人が多いです。


どれくらいの資金を集めれば良いのか?

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ここまで資金集めのパターンを紹介していきましたので、「そもそもお金ってどれだけ必要なのか?」という点も解説します。

大きく分けて以下の3つ内容にお金が必要になります。

①会社の設立費用
・登録免許税
・定款認証料
・印鑑作成など

②設立時の設備費用
・物件(オフィスや工場、店舗など)
・車
・ホームページ、システム関係
・必要機材(パソコンなど)
・仕入れ費用

③運転費用
・人件費
・広告費
・交通費
・光熱費
・家賃

どれくらい必要になるかは仕事内容によりますが、①のみで起業する人も多いですね。

①は20~30万円くらいの相場なので、たとえば資本金が100万円にする予定であれば全体で130万円あれば起業できることになります。

最近はコロナのこともあり、自宅で起業する人も増えてきました。

上記に書いたことが全員に当てはまるわけではないです。

逆に製造業や飲食店を考えているの出れば、全体で300~1000万円くらいの資金が必要になります。

まずは皆さんが起業するにあたって、どんな仕事で必要なものが何かを整理してみましょう。

全体像をつかむことで資金集めのやり方も自然とイメージできるようになりますし、自分なりに節約のアイデアが出てくることでしょう。


起業での資金集めに気をつけたいこと

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最後に起業当初もしくは資金集めにおいて、気を付けてほしいことをお話していきます。

まず資金集めに関してですが、出来るだけミニマムな起業を目指してください。

起業するときは誰しもモチベーションが上がっているので、ついつい必要資金が高額になりやすいです。

物件、車、人材、機械など「ほんとうにそれが無いと仕事が出来ないのか?」をしっかり考えてください。

たとえば営業車両が必要になったとして、新車で買う必要があるのでしょうか?

中古車を買う、レンタカーの法人契約にする、などやり方はあるはずです。

「いろいろ情報がありすぎて一般的なやり方しか思いつかない」ということであれば、身近な人に相談してみましょう。

理想は経営者やフリーランスに聞きたいところですが、知り合いにいなければ家族でも大丈夫です。

「ベストな結論を出す」というよりは「客観的な意見をもらう」ということが目的だからです。

私で良ければTwitterのDMに送ってもらっても大丈夫ですよ^^

あと気を付けてほしいのが、詐欺です。

「詐欺なんてテレビの中の話でしょ」と言われるかもしれませんが、起業家を狙った詐欺がそこら辺で起きていますよ。

「僕の知り合いに投資家がいて、その人が無利子無担保で1000万円出してくれるけど話聞いてみる」みたいなお話があったりします。

ほかにもビジネスアイデアを出すと見せかけてお金をだまし取るパターンで、「知り合いの経営者に100万円払ったら優良顧客を5人紹介してくれる」みたいなお話もあります。

この手のお話はすべて嘘です、断言できます。

噓でなかったとしてもギャンブル性の高い内容で、結果的に皆さんが大損して終わるようなお話です。

起業に限らずフリーランスでも副業でも、楽してお金儲けができるほど世の中は甘くないです。

私も会社経営を続けている中で、チートやテクニックで進めた仕事は1つだってありませんでした。

自分のスキル、これまでの経験、人脈をフル活用し、地道な努力を続けて少しずつ利益を増やしてきました。

起業って広大なジャングルを必死に歩いていく感じなので、ウルトラCのような道具やアイデアにすがりたくなる気持ちは分かります。

あくまで私個人の考えかもしれませんが、小さな失敗を繰り返しながら成功体験を積み重ねていくほうが人生楽しくないですかね?

ゲームというかストーリーというか、上手くいかないことも自分の財産になるわけで。

仕事のやり方については私の過去の記事で色々紹介しているので、気になる方はぜひ他の記事も読んでみてください。

という感じで本日はここまでにします。

次回も皆さんにとって有益な情報を投稿したいと思いますので、引き続きよろしくお願いします!

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