教え方が上手な人になりたい

知り合いの先生、定年を過ぎても学校で教えています。
毎週数時間だけの授業ですが、教え方が上手らしく、先生たちや生徒からも評判らしいのです。

そんな先生に、人に何かを上手に教えるコツを聞いたことがあります。
単純に相手が理解できるまで教えるだけ、だそうです。

単純なことなのですが、教える行為について勘違いしている人も居ます。
相手が理解できるまで教えることなのに、数回何かを言って、相手が理解していないのに教えたことにしている人が居ます。

それは、伝えただけで、教えることにはなりません。
相手が理解できるまで、何かを伝えなければ、教えているとは言えないのです。

相手が理解できる言葉や説明に噛み砕いて、相手が理解するまで何度も伝えること。
本人が理解しようと努力している限り、教える側が勝手に判断してはならないのです。

教える側の言語化能力と根気がなければ、教え方が上手になるのは難しいでしょう。
そんな事を考えながら、妻から料理の基本を学ぶのでした。

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