見出し画像

社内SEの日常、仕様を公表してください。

工場から出荷される製品、ほぼ全てが外観検査を行っていると思います。
どんなに優れた製造設備を持っていても、生産される製品が100%良品とは限らないからです。

最近の外観検査に関するソフト、数多くがAIを採用していることを全面に広告しています。
その点は良いのですが、実際の検査精度などの数字を一緒に広告していないのが困るのです。

どれくらいの解像度で外観検査が出来て、不良を検出するために必要な面積の割合などが公表されていないのです。
広告で資料請求しても、具体的な数字が書かれてあることは稀です。

ちなみに「画像認識AIが人間の精度を超えた」という話、個人的に信用していません。
なぜかと言えば、この前提になる数字が書いていない記事が大半だからです。

ILSVRCで行っていたコンテストの結果を記事にしているのですが、肝心の競技内容を書いていないのです。
解像度で言えば256×256ピクセルの画像で、物体の判別のために学習させている画像は32×32ピクセルです。

正直に外観検査の仕様を公表してくれる会社もあります。
640×640ピクセルに対応しているので、おそらく内部のモデルはYOLO系だと思います。

ちなみに外観検査をプログラムで行うためには、解像度が高いほど有利ではありません。
もっと別の要因を注意すべきなのですが、長くなってしまうので別の記事に書きますね。

#社内SE #日常 #仕様を公表してください #外観検査 #ソフト #AI #実際の検査精度 #数字 #解像度 #必要な面積の割合 #資料請求 #具体的な数字が書かれてあることは稀 #画像認識AIが人間の精度を超えた #個人的 #信用していません #前提になる数字が書いていない #ILSVRC #競技内容 #書いていない #解像度 #256 ×256ピクセル #32 ×32ピクセル #640 ×640ピクセル #モデル #YOLO系 #別の要因 #注意すべき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?