見出し画像

王の運命-歴史を変えた八日間

ずっと見ようと思っていた朝鮮王朝21代国王英祖とその息子で英祖に米びつに閉じ込められて殺された思悼世子の映画を見ました。

思悼世子メインの話だと昔「秘密の扉」というドラマも見てそっちもかなり好きだったんですがこっちは更に壮絶でした。

思悼世子が米びつに閉じ込められてから絶命するまでの8日間、米びつの中で思悼世子が虫の幻覚を見て暴れるシーンや水をくれと叫ぶシーン、喉の乾きに耐えきれず自分の尿を飲むシーンなど……
そして過去の出来事の追想も流れながら話が進み……


最初はこんなにまじめな感じだった思悼世子も毒親と言っても過言では無いような父親の仕打ちにだんだん様子がおかしくなって最後は父親によって殺されてしまいます。

清から賜った飼い犬が思悼世子が中にいる米びつの傍に来た時には自分が既に死にかけているのに
「サン(思悼世子の息子)は餌をくれているか?嬪宮(妻)は毛を梳いてくれているか?」と優しい言葉をかけたり
家臣から「このままでは王子の家臣全員が殺されます」と言われて「私に家臣がいたのか」と自嘲気味に言うシーンに加えて
絶命直前に「私が望んだのは父上からの温かい眼差し、優しい言葉……たった一度だけでよかったのに」というシーンでもう号泣。

史実の英祖がどうだったかは知りませんがこの話の英祖は完全な毒親。
最後英祖がやったことを美談にしようとしてたけど息子を追い詰めて錯乱させて死に追いやったのは間違いなく英祖。

ところで思悼世子役の人、チャンオクチョンで粛宗役だった人では?と思って調べたらやっぱそうだった。
顎がね、特徴的なのよね。


ていうかプロポフォールの人かーい!ニュースで見たわ!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?