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キャリアインベストメント研究会 ~将来の夢編~

「将来の夢(くま)」

10才の時は建築士になりたいと思っていた。理由は父親が建設会社をやっていたから、図面
とか書きたいなと思ったから。

そして12才の時にプロ野球選手になりたいと思って、その理由はソフトボールチームに入って
いたから。

でも結局中学はラグビー部に入って、2000年代最初の方のラグビーはまだまだマイナーな
スポーツで、当時のラグビー選手はそれでメシを食えていなかった。地元にあるラグビーチーム
の日本代表選手がジュニア向けの練習会で、「平日は自販機の補充やってます!」って自己紹介
した事が強く印象に残っていた。代わりに当時なりたかったのがミュージシャン。理由はギター
をやっていたから。この夢は中3くらいまで続いていた。自分のCDとか作っていた。

そんなこんなで高校生になる時にコンピュータの知識がなまじあったので、工業高校の情報科に
入って、当時はシステムエンジニアなりたいと言っていた。

そして大学に入る時はロボットの研究やりたいとか言って工学部に入って、でも結局力学が分か
らなすぎてロボット分野の機械工学科は諦めて電子工学科に進んだ。そして、電子工学科を選ん
て物理学の方がもっと難しい事に気づいた時には既に遅くて、他学科履修で元々勉強していた情
報系の科目ばっかり取りに行って学部の卒業単位は揃えた。

大学3年の秋に東京ビックサイトであった何の意味もない合説に参加して、もうちょっとモラト
リアム伸ばそうと思って、院進を決めた。そして院進したのちに研究に行き詰まって、院やめて
福岡で就職するかと考えた時に、海外留学の誘いを当時の学部長から勧められて、タイに留学し
た。タイに行った2日目に今の奥さんと遠距離恋愛で付き合い初めて、そして、ドミトリーに
あった水道水を入れたようなプールで2時間位、将来の仕事の事を始めて考えた。

海外に行っても言葉の壁から孤独を強く感じるだろうこと。だから海外就職は無し。周りの環境
には恵まれていて、多分将来生まれ故郷に帰る事になるだろうから、それまでは県外(東京)に
行こうと思った事。どうせ戻るんだったら好きなとこに就職してしまって良いやと思ったし、ま
あ焦らないで楽しもうと思えたこと。今振り返ればココが自分のキャリアのターニングポイント
だったこと。

そして帰国した後は、研究以外の事は全てやって、学生生活を楽しめたこと。運良くタイで見つ
けた研究テーマが繋がって、金融工学分野への応用へと繋がり、学部から入った事もない大手の
フィナンシャルグループの内定に引っかかったこと。

最終的には紆余曲折あって、内定を貰っていた建設コンサルは蹴って、自分が得意だったエンジ
ニアとして東京にいけたこと。そして、東京に行って合同研修やらされている様な4月の真ん中
に、同じ会社の同期から、土日で小学生の自由研究を手伝うプロジェクトを千葉でやってる高校
の同級生がいると紹介された奴と一緒に、5年後代表・副代表で非営利法人作ったりしてるから
人生は面白い。

会社の上司に福岡帰る事を話したのは、3年目の初日。
多分そこから、会社の出世ルート的な物から外れて、現場仕事が多くなり、結果として現場仕事
で役に立てた事。そして福岡に帰り、実家の建築会社に入り、子どもが産まれて、東京で働いた
期間と、福岡で働いた期間が同じになって来たのが、今日この頃。

纏めると、子どもの頃から考えていた将来の夢は全部叶ったなと思っていて、
実際に駐車場の設計位は自分でやる建築士だし、バンドマンとしてお金とってライブしたことも
あるし、システムエンジニアの肩書きで仕事をしていた事もある。
そして草野球でもやって試合に出ればその時は野球選手になれる訳で、自分が将来やりたい事
(将来の夢)と、生活の糧を得る職業は必ずしも一致しなくても良いのだなと知る事が出来た事
が、自分にとって大人になったのかなと思えたこと。
わたしは将来の夢があまりないので、皆さんのお話ききたいです。(もふ)

ちなみにわたしは……
小学校高学年のころはユニセフの職員になりたかった。ひとを助けたかった。
中学生になるとイラストが好きになって、マンガ家になりたくなった。
そこからしばらく夢がなくて、気づけば保育者を目指している。
夢は子育てすること、、半導体関係の仕事もいいけど、やっぱり子どもと関わってたいですね。
(こだてん)

小さい頃からボーイスカウト的なものでキャンプ行ったり外で遊んだりしてて、自分が子どもの
時から自分が面倒を見る立場になるまで関われたので、今後も子どもと関わりたいなーって思い
ます。そういう意味だと都内を離れなかったのは実家の千葉に帰りやすいから、というのが大き
いですね。
「将来の夢(さわちゃん)」

子どもの頃の夢は教師になりたくて、でもなかなか大変な世界(労働時間とかもろもろが)で無理
だなと諦めて、教育行政かまちづくり行政に関わりたいと思って大学生から地方公務員目指し始
めましたね。うちは両親共働きだったし地元の周囲も共働きの家庭の方が大半だったから、まさ
か自分が専業主婦してるなんて昔からは全く考えられない。結婚して引越しで退職してそのまま
専業主婦してるけど、職場に通い続けられる距離で結婚してたら共働きしてると思う。
「将来の夢(タケノコ)」

実家が建設業で自営だから昔からこの業界に興味があった。夏休みとかは手伝わされてたりして
いた。そのためごくごく自然にその分野の大学を考えた。愛媛から出て一人暮らししたいって考
えた時に、生コンクリートのしゃりしゃり感と匂いが好きなので地元の大学でコンクリート研究
室を選択。院まで含めて三年強コンクリートを堪能。就職についてはゼネコンとコンサルは超絶
ブラックなので選択肢から外す。東京で働きたいのとゆくゆくは海外の選択肢が取れる会社を中
心に就活。今の会社に就職し、狙い通りに東京に配属。異動で今は福岡にいるが東京が中心なの
で戻る東京に可能性高い。ホップステップジャンプで四国→東京→海外の予定だから遂行はしたい。せっかくなら世界の中心
であるニューヨークに行ってみたい。人口3000人もいない町出身の人間がそこまで行ったら夢の
ある話だなと。学歴も生まれも関係ないぞと。
ただ、実家の家業をどうするのかもうやむやのままなので今後は地元に帰るのか含めてヘビーな
選択になると考えてます。正直東京はお腹いっぱいなので福岡→海外でもいいけど一旦東京挟み
そうだと思う。育児考えると東京よりは福岡の方が育てやすいと考えている。この辺は子ども
産まれて考えが変わった。
「将来の夢(キノコ)」

私は子どもの頃に初めて乗った飛行機で優しくしてくれたスチュワーデスになりたい!
(時代感じる呼び方笑)と思ったことがきっかけで航空業界を目指すようになった。
途中、音楽の道や心理学にも興味を持ったけど、もっと視野を広げたいと考えて大学に進学。
(大学受験に失敗して、滑り止めの大学だったから最初は通うのがきつかった。。)
でも「せっかく通うなら積極的に学ぼう」と考えて大学生活を楽しんだ。
結果的に進学先の大学で学びたかった観光業を学べて、恩師とも出会えたからよかったかなと
思う。卒業後は航空業界に就職することができた。
就職してみて、何だかんだやりがいがあって充実していたこともあって、このまま結婚して
子どもを産んでも続けたいなとぼんやり考えていた。
その反面一度は海外でも生活してみたいな"とも思っていた。
これから先を考えた時、夫の仕事次第だからなんとも言えないけど、いくつになっても、
どこにいても何でも挑戦していきたいなと思う。
ひとまずはPCスキルと裁縫スキルが皆無なので、ちまちまと再開しようかなと思っています。

「将来への投資」って皆何してる?


さわちゃん「離婚したり旦那の会社が倒産したときとかのために、手に職をと思って保育士の資格は取った(看護師は私には無理だと思った)。向いてるとは思うけど、実際その資格を使って働くか?と考えると、低賃金すぎてなかなか難しいかなあと思ってるのは事実。かといって、なにか出来ることを、と思ってFPやら色々資格取ったり取ろうとしてるけど、それもすぐにお金になるか?家族養えるか?と考えると微妙…

まあそれらの資格で得た知識も日常生活にも多少なりとも役にはたってるし、取らないより取った方がいいんだろうな、とも思う。」


くま「看護師やってる友達がいるんやけど、女性が高給取れる職業って実質看護師位しかないよねっていうのがあって。(自分自身はそうも思わないけど、地方で仕事が少ない場所なんかはそう言う考え方もあったり。)

そして、結構家庭環境ハードな子やシングルマザーがなってたりっていうのが実際なんだろうなって思う。男女の差って昔に比べたら無くなって来たとは言われているけど、実際どうなんやろって。

一方で、航空業界とか保育業界とかって、高給なイメージは無いけどなりたいって人は沢山いて、やりがい搾取な状況になったりするのかなあとか。」


キノコ「航空業界ははっきり言ってやる気の搾取が半分以上あるなと思う…
ただ、女性が多い職場なだけあって、産休育休、時短勤務に関しては手厚いなと感じたかな。

さわちゃんと同じく、いざとなった時の働き口に関する不安は感じる…
特に子育て中となるとなかなか見つからないと思うから、最悪フリーランスで働けるような体制を自分で整える方が良いんじゃないか?とか考える…

これからはテレワークがスタンダードになってくると思うけど、そうなるとますます接客しかしてこなかった私は何も強みがないから、スキルアップが必要かなと思う。」


こだてん「僕の将来への投資は、ベンチャー企業っていう自分で動かなきゃビジネスが進まない環境に身を置いてることと、都内に住んでなるべく移動の時間を減らしてるとこですかね。

郊外に持ち家、とは対象に都内に借り家で投資してるつもり。

あとはLforLの活動で友人関係を濃くしていくのも、仕事人間にならないための投資かなぁ。」


くま「確かに移動時間を減らすってのは毎日の事だからねー。

専門分野に尖った仕事をしてると、人として何かバランス取りたくなるというか、、わかる気がする。

最近流行のプログラミングスクールってどんなんなん?楽しそうなもんなん?」


こだてん「プログラミングスクールは、キャリアインベストメント的には、円の定期預金みたいな立ち位置になると思うなー。

確かに確実に利益を得ることはできるだろうけど、みんなが群がるから利率は低いね。

プログラミングは資格ではなくて卒業しても質が担保できるわけじゃないけど、、受講生が集まるからね。」


次回最終回「ニューノーマル社会におけるキャリアの創成について」


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