8/11

私の部屋のマットレスは硬い。22歳になった。

2週間前、もうちょっと一緒にいたかった、と泣いたあの日。その次の月には自分の家よりも、バイト先よりも、元彼の家にいた。

不思議と死にたい、と言わなくなっていた。
2ヶ月前に書いた自分のnoteの病み具合に、大丈夫?、と声をかけそうになる。

未来がどんどん暗く重くなっていく日々とは反比例に自分の心が軽くなっている。22歳は不思議な始まりだった。

大好きなバーで、3人並んで甲子園を見て、居酒屋のおじさんみたいに色々言う。
2ヶ月前病む原因になった女の子の評価が彼らの中で下がる一方で、なぜか私の評価が上がる。人生は何が起きるかわからない。そんな中で、一つわかったことは仕事はできた方がいい。

終わりがあるとわかると、不思議と心が軽くなる。

並んでタバコを吸って永遠に職場の愚痴を並べる。

いつか、ポイっとされてしまう私。

それまでは、馬鹿で酔っていたい。

22歳になった。何もうまくいっていない。
なのに何故か、死にたいと言わなくなった。
でも、何処かできっと、崩壊するだろう。
いや、絶対に。


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