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スティーブン・ジェラード、別れのメッセージ(全文)

とても不思議な感じだよ。きっととても寂しくなるから、僕はこの瞬間が訪れるのがずっと怖ったんだ。
僕は今まですべての時間を愛していたし、もう二度とこのサポーターの前でプレーすることはないだろうと思うと、とんでもなく打ちのめされているよ。

一つの試合を選ぶのはとても難しいけど、この左の男(*ジェラール・ウリエ)のおかげで、最初に飛び出した瞬間は、一生忘れられない瞬間だ。

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ジェラール・ウリエ(Gérard Houllier)は元リバプール監督(1998-2004)。1998年11月に当時18歳のジェラードをトップチームデビューさせ、さらに2003年10月に当時23歳のジェラードをキャプテンに任命した。2001年にはリーグカップ、FAカップ、UEFAカップ(今のヨーロッパリーグ)のカップトレブル(三冠)を達成。
ちなみに、今のリバプールだとジョー・ゴメスが23歳。

リバプールで初めてプレーした時は夢が叶ったようなものだった。それ以降の出来事はすべてオマケだったけど、リバプールで初めてプレーしたことは間違いなく夢の実現だったよ。

クラブは良い方向に向かっているし、2人の素晴らしいオーナーがいて、その下にイアン(元リバプールFC CEO)がいて、ブレンダンという素晴らしい監督がいる。
チームには信じられないほどの可能性があるし、今後数週間のうちに何人かの新しい選手が加入することになるだろうね。
長年ドレッシングルームを共にしてきた僕の目の前にいる選手たちを見て思うのは、彼らのことは死ぬまで愛しているし、これからの成功を心から祈っているということだよ。

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そして、まず何よりも、この17年間お世話になったクラブの皆さんに感謝しています。
今日(こんにち)の自分にまで育ててくれた、チームメイトや長年一緒にプレーしてきた元選手にも感謝したい。
しかし、最後の感謝の言葉は、どのフットボールクラブにおいても最も大切な人たち、つまり最高のサポーターたちにとっておかなければならない。
僕がこの場から去って涙が出る前に、世界中のサポーターの前でプレーしてきた僕に言わせてくれ、君たちは最高だよ。
本当にありがとう。

All the best.

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