見出し画像

縫製工賃の見積もりについて

考えられる見積もり要素

・1h1600円~2000円(集計開始時は1300円あたり)
・1着あたりの生産時間
・段取りを組み替えての緊急対応
※以下二つ、現在見積もりには反映されていない
・縫製難易度(一定間隔に小さく寄せたギャザー等)
・素材難易度

見積もりの仕方

・工程分析からの積み上げ
・類似する過去実績との比較

縫製の見積もりの感覚を伝えるのに役立ちそうな話

・cookpadのレシピを見せられて、
「何時間でできますか?」と聞かれてどう感じるか?
「1時間以内にできますよね?」と言われてどう感じるか?

レシピではなく、写真を見せられて、
「2000円でできますか?」と聞かれてどう感じるか?

・円柱とポケットの話
ポケットの位置関係でも縫製難易度が大きく変わる。このようなことを瞬時に見抜くのは難しい。簡単そうに見えて工賃を安くしたら最後。訂正は難しい。

タイトルなし

見積もり全体的なこと

・組織の規模や形態によって、1hあたりの縫製加工賃は変化すると思われる。例えば、1人の場合、縫製加工賃が1h1600円であれば非常に高いが、ボタンホールミシンや特殊な機器を持っていないことが多く対応範囲が狭い。

・服自体の相場が低い為、これだけもらえれば確実に損をしないという額を提示したところでこれまで通ることはなかった。仕事が無い場合、失注はありえないのでギリギリのところを考え、今に至る。

今売られている服の値段に関する要素(考察中)

・大量生産における効率化(ロット)
・生地の仕入れ方(正規販売、仲介、在庫処理)
・加工賃の決め方(人権、競合他社、技術力)

ブランドネーム付け替え販売は上記の考えとは違う考え方なので混乱しないよう注意が必要

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?