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不正出血-子宮腺筋症

多めの不正出血がまたはじまった。

だいたい定期的にやってきていた私の生理。

生理痛は毎回鎮痛剤が欠かせなかったが、薬を飲めば我慢できる程度だったし、年に数回重めの生理痛があったけど、寝てれば大丈夫だったし、何よりも私の友達で自分よりも生理痛が重い子がいたので、その子と比べるときっと自分は大したことないんだろうと思ってしまっていた。

3~4日程度と短めに終わる私の生理、出血量もそんなに多いと思ってなかった。夜用のナプキンを日中使っていても足りないと言う子がいたので、私はきっと普通だろうって思っていたのだ。

生理痛がだんだん重くなってきたかもと感じはじめたここ数年。妊娠・出産経験もないし、年齢のせいなのか?なんて思ってた。何よりも婦人科へ行く勇気がなかった。妊娠・出産経験がない私にとって婦人科と言うのはとてもハードルが高かったのだ。2年に1度の子宮がん検診ですら、やっとの思いで母と一緒に受診したぐらいだ。

母が病気になって以来、私は母の世話と家族の食事や買い物など毎日がめまぐるしくなり、生理痛がひどくなっても病院へ行く気にならなかった。

母が亡くなって、生活も落ち着いてきたころ、さすがに病院行かないとダメかな…と思い、病院へ行ったら「子宮腺筋症」だと言われたのだ。

「子宮腺筋症」なんて初めて聞い疾患名だったのだが、女性3大良性疾患の1つで、子宮筋腫や子宮内膜症とならぶ疾患だった。

母は子宮筋腫があったのだが、閉経と共におさまっていったので何か治療するほどではなかった。

私の子宮腺筋症も閉経と共におさまっていくのだが、今のところまだ閉経はやってこないので、薬で閉経状態にして子宮を休ませて落ち着かせている。

私は血圧が高めなのでピルではなく、ジエノゲストを服用中。

この薬の欠点は、副作用として不正出血があること。

最初の1か月目は全然副作用がなく、2か月目をむかえたところ、想像以上の不正出血に遭遇。薬をもらうために婦人科を受診した直後の不正出血だったので、婦人科を受診する気になれず、いつもの生理以上に体験したことのないダラダラと続く不正出血に不安もあったが、次の受診まで様子をみることにした。不正出血以外は特に体調も悪くなかったし、何よりも2回目の医師の印象がとにかく悪かったので受診する気になれなかった。

少し話がそれるが、私の暮らす田舎は総合病院に産婦人科がある。都会と違って他に産婦人科はない。医師は常勤2名。出張医1名体制。

私が最初に受診した時は出張医の女医さんだった。はじめて聞く病名にびっくりして気が動転していた私に逆にびっくりしていた女医だったが、丁寧に説明してくれたし、今回こうして受診して子宮腺筋症ってわかったことが良かったんですよと言ってくれた。

しかし、2回目の受診時の医師(ベテラン中のベテランと思われる年齢の男性医師)はとても信用できる医師ではなかった。と言うのも、紙のカルテに服用中の薬の記載を見つけられなかった(電子カルテにはしっかり入力されている)ようで、患者の私を目の前にしながら私の初診時の医師(出張医で若い女医)に対する不満を医療クラーク相手にブツブツ言いだして…さらに、私にとっての子宮腺筋症は、未知の領域で何もわからないがゆえの不安だったり心配だったりがあるというのに、単に生理痛の苦痛から解放されるためだけにこの薬を飲んでるんでしょう的な感じの発言に聞こえて、なんだかとても悲しい気持ちになった。この印象の悪い医師のせいで、不正出血が心配だったが次の受診まで様子を見ることにしたのだった。

3か月目の薬をもらうための婦人科受診の際は、予め前回の先生ではない先生で予約を入れてもらった。3回目の先生も常勤、前回の先生と同年代のようでベテランと思われる男性医師だったのだが、前回の先生とは比べものにならない程の好印象の先生だった。不正出血のこともちゃんと話せたし、予約も入れてくれたし、何かあれば予約前に来てくださいねと言ってくれたし。小さいことかもしれないが、こういう風に言ってもらえるのと言ってもらえないのとでは、こちらの気持ちの持ちようが全然違う。安心感があって信頼感も増す。私は初めての不正出血だったので不正出血自体が心配だったが、不正出血はやはり避けようができない副作用のようで、貧血にならないように気をつけるしかないようだ。

その後の不正出血状況はと言うと、おさまったり、出血したりの繰り返し。相変わらずダラダラ続くし、おさまったと思ったら突然出血し始めたりして、普通の生理よりも大変に感じる。私の場合、普通の生理は定期的に周期通りやってきたし、短かったからナプキン使用量も少なかった。生理痛、それに伴う頭痛や腰痛は格段に減ったが、不正出血の影響なのか腹痛というか子宮が痛い感じはやっぱりある。とにかく子宮腺筋症がおさまるまで半年間程度薬を飲み続ける必要があるそうなので、不正出血との付き合いはまだまだ始まったばかりです。

ネットにはいろいろな情報にアクセスすることができ、体験談を読むことで参考になったりもするので、私もあくまでも私の状況ですが書き出してみました。

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