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音楽日記

娯楽としての音楽。

もちろん音楽とは言えども色々なジャンルに分けられる。
クラシック、ジャズ、ポップス、レゲエ、ヒップホップ…分け始めたらキリがない。

それだけ人間の音楽とは多様性を持っていると言えるだろう。

◎音楽の起源

およそ4000年前には中国・陝西省(Shaanxi)にある石峁(Shimao、シーマオ)遺跡で出土した口簧(こうこう、口琴)という楽器が出土している。
また、3000年前の地層から骨に穴を開けた横笛のようなものが出土している。

その頃からすでに音楽があったと考えるといかに人間にとって音楽が身近な存在であるかがわかるだろう。
今回は音楽の中でもクラシックについて触れよう。

◎クラシックのイメージ

クラシックっと聞いて思い浮かぶイメージは
どうだろうか。
少し古臭いようにも聞こえるかもしれない。
しかも他のジャンルとは大きく違う点がある。

それは聴き方にあると感じる。

ジャズ、ポップス、レゲエ、ヒップホップはどうだろうか。
ラフに手軽に聞くことができ、生活においても関わり深い。
したがってこれらが庶民的と感じる理由とも捉えられる。

クラッシックではどうだろうか。
基本的にクラッシックは弾き手から聴き手とへの一方向の音楽と言える。
またコンサートの様式としても他のジャンルに比べて格式が高い。

◎クラシックにおける歌

クラシックの中でもさらに分類されると
主に交響曲、協奏曲、管弦楽曲、室内楽曲、器楽曲、声楽曲、オペラ、現代曲となる。

この中でさらに大きく分けるとすれば歌があるかどうか。つまり歌詞があるかどうかである。

歌、歌詞のあるクラシックはまだ庶民的と言えるかも知れない。
しかし管弦楽器を用いたクラシックには歌詞の存在していないものもある。

しかしクラシックの''音楽には歌詞のない歌''があるのである。

これは管弦経験者なら納得できるだろう。
しかし経験のない人にとってはそこがクラシックを聴いてもつまらない理由なのだ、と返されてしまうが

「 違う。そこが面白いのだ。」

と、でも言っておこう。

◎プライベートの情景とは

作曲者は各楽曲に対して主題となるテーマを設定するが、台本のようにストーリーが書かれているわけでは無い。
楽譜にも実際音楽記号と音符しか無いとまで言える。
しかし何十パートにも分かれた一つの楽曲が一斉に奏でられた時、それは一つの音楽の情景を生み出す。

クラシックを一度でもどこかで聞いた事がある人なら少しは理解出来るかもしれない。
聴き手は皆同じ情景を頭に浮かべているのでは無く、皆全く違ったそれぞれのプライベートの情景を楽しんでいるのだ。

クラシックをしっかり聞いた事が無い人には是非そのプライベートの情景を楽しんで見てほしい。
どこか小説を読んでいるような感覚に近いものがあるかも知れない。
そして気に入ったならば一度コンサートへ足を運んでみてほしい。 

一人で楽しむプライベートの情景とはまた違って奏者とリアルタイムで時間、空間を聴き手と
皆で共有する感覚が少し楽しく感じれるかもしれない。