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【アンデット族】におけるハリアウローラ展開について

 2022年1月15日発売のDIMENSION FORCEにて、7種のアンデット族関連カードが登場します。その中には、3種のSモンスターが存在します。今回は、それらのSモンスターを活用するため、《水晶機巧-ハリファイバー》《幻獣機アウローラドン》を使った展開を考えてみたいと思います。


 なお、《水晶機巧-ハリファイバー》《幻獣機アウローラドン》を使う場合、《フルール・ド・バロネス》《ヴァレルロード・S・ドラゴン》などを出すこともできるため、今回の展開例よりも強力な展開を敷くことができます。以下の展開例に関しては、そのことに留意してご覧ください

 一応、「自己再生能力を持つため、除去に強い」などのメリットもありますが、あえて《フルール・ド・バロネス》《ヴァレルロード・S・ドラゴン》を捨てるほどのメリットではないと思います。


 以下、通常召喚をns、特殊召喚をss、効果発動をefと表記します。



1. 基本のハリファイバー展開

 今回の展開は、すべて《水晶機巧-ハリファイバー》《幻獣機アウローラドン》を使用します。そのため、まず、《水晶機巧-ハリファイバー》を展開する方法を考えます。

 【アンデット族】において、《水晶機巧-ハリファイバー》を展開する方法は、以下の三通りが考えられます

a. 牛頭鬼or堕ち武者orユニゾンビor終末の騎士+手札コスト1枚
1. 《牛頭鬼》ns
2. 《牛頭鬼》ef デッキから《ゾンビキャリア》を墓地に
3. 墓地の《ゾンビキャリア》ef 手札1枚をデッキトップに置いて墓地の《ゾンビキャリア》ss
4. 《牛頭鬼》+《ゾンビキャリア》→《水晶機巧-ハリファイバー》
(《牛頭鬼》の部分は、すべて他の選択肢でも代用可能)
b. 《不知火の隠者》のみ
1. 《不知火の隠者》ns
2. 《不知火の隠者》ef 《ユニゾンビ》ss
3. 《ユニゾンビ》ef デッキから《馬頭鬼》を墓地に
4. 墓地の《馬頭鬼》ef 墓地の《不知火の隠者》ss
5. 《ユニゾンビ》+《不知火の隠者》→《水晶機巧-ハリファイバー》
c. 《ゾンビキャリア》+手札コスト1枚
1. 《ゾンビキャリア》ns
2. 《ゾンビキャリア》→《転生炎獣アルミラージ》
3. 墓地の《ゾンビキャリア》ef 手札1枚をデッキトップに置いて墓地の《ゾンビキャリア》ss
4. 《転生炎獣アルミラージ》+《ゾンビキャリア》→《水晶機巧-ハリファイバー》

 これらの展開例は、【アンデット族】に無理なく採用できるものが多く、また選択肢が非常に多いため、デッキに多く採用することで高い安定性を持ちます。

 また、《ゾンビキャリア》を使用するaおよびcルートでは手札コストを消費するものの、後述する《ブンボーグ001》《幻獣機オライオン》というようなカードを引いてしまっていてもデッキに戻すことができるため、そういう意味でも安定性の高いルートと言うことができます。

 《不知火の隠者》を使用するbルートでは、引いてしまったカードをデッキに戻すことこそできないものの、《ゾンビキャリア》を使用するルートと違って手札コストが必要ないというメリットがあります。




2. ハリファイバー1枚から展開できるルート

 それでは、実際に《幻獣機アウローラドン》を使ってどのような展開ができるかを考えてみます

 今回は、《水晶機巧-ハリファイバー》1枚から《真紅眼の不死竜皇》《巨躯竜フェルグラント》を出すルートを考えてみます。

d. 《水晶機巧-ハリファイバー》+除外ゾーンに《ゾンビキャリア》
 →《真紅眼の不死竜皇》+墓地《巨骸竜フェルグラント》

1. 《水晶機巧-ハリファイバー》ef デッキから《ブンボーグ001》ss
2. 《水晶機巧-ハリファイバー》+《ブンボーグ001》→《幻獣機アウローラドン》
3. 《幻獣機アウローラドン》ef トークンAトークンBトークンCss
4. 墓地の《ブンボーグ001》ef 墓地の《ブンボーグ001》ss
5. 《幻獣機アウローラドン》ef 《幻獣機アウローラドン》およびトークンAをリリースしてデッキの《幻獣機オライオン》ss
6. 《幻獣機オライオン》+トークンB→《闇次元の戦士》
7. 《幻獣機オライオン》ef トークンDss
8. 《ブンボーグ001》+トークンC→《ルイ・キューピット》
9. 《ルイ・キューピット》ef 《ルイ・キューピット》のレベルを3に
10. 《ルイ・キューピット》+トークンD→《イモータル・ドラゴン》
11. 《ルイ・キューピット》ef デッキから任意の闇属性モンスターを手札に
12. 《闇次元の戦士》ef 手札の闇属性モンスターを除外して除外ゾーンの《ゾンビキャリア》ss
13. 《イモータル・ドラゴン》ef デッキから任意のレベル3モンスターを墓地に送って《イモータル・ドラゴン》のレベルを3に
14. 《イモータル・ドラゴン》+《闇次元の戦士》→《巨骸竜フェルグラント》
15. 《ゾンビキャリア》+《巨骸竜フェルグラント》→《真紅眼の不死竜皇》

 この展開例は、メインデッキとEXデッキをいくつか圧迫するものの、非常に簡単な条件で展開することができるというメリットがあります。

 なお、《ルイ・キューピット》《イモータル・ドラゴン》でサーチするカードに自由度がありますが、現状ではそれほど有力なカードがあるとは言えません。《ルイ・キューピット》の場合は《クリッター》《タスケルトン》《クロクロークロウ》辺りが、《イモータル・ドラゴン》の場合は《逢魔ノ妖刀-不知火》辺りが候補に挙がるかな、と思います。
(なお、《サイバー・ウロボロス》は、《闇次元の戦士》のコストとして除外した場合、タイミングを逃すため、効果を使用することができません。)


e. 《水晶機巧-ハリファイバー》+手札コスト1枚+除外ゾーンに任意のモンスター
 →《真紅眼の不死竜皇》+墓地《巨骸竜フェルグラント》

1. 《水晶機巧-ハリファイバー》ef デッキから《ブンボーグ001》ss
2. 《水晶機巧-ハリファイバー》+《ブンボーグ001》→《幻獣機アウローラドン》
3. 《幻獣機アウローラドン》ef トークンAトークンBトークンCss
4. 墓地の《ブンボーグ001》ef 墓地の《ブンボーグ001》ss
5. 《ブンボーグ001》+トークンA→《ルイ・キューピット》
6. 《ルイ・キューピット》ef 《ルイ・キューピット》のレベルを3に
7. 《ルイ・キューピット》+トークンB→《イモータル・ドラゴン》
8. 《ルイ・キューピット》ef デッキから《ネメシス・コリドー》を手札に
9. 《ネメシス・コリドー》ef 除外ゾーンの任意のモンスターをデッキに戻して《ネメシス・コリドー》ss
10. 《イモータル・ドラゴン》ef デッキから《ゾンビキャリア》を墓地に送って《イモータル・ドラゴン》のレベルを4に
11. 《イモータル・ドラゴン》+《ネメシス・コリドー》→《巨骸竜フェルグラント》
12. 墓地の《ゾンビキャリア》ef 手札1枚をデッキトップに置いて墓地の《ゾンビキャリア》ss
13. 《ゾンビキャリア》+《巨骸竜フェルグラント》→《真紅眼の不死竜皇》

 この展開例は、手札コストや除外ゾーンに任意のモンスターを必要とするものの、除外ゾーンに《ゾンビキャリア》が必要ないというメリットがあります。あまり使用する機会はないかもしれませんが、上記のルートではない方法で《水晶機巧-ハリファイバー》を展開して、除外ゾーンに《馬頭鬼》がある場合などに使用します。


f. 《水晶機巧-ハリファイバー》+墓地に《ユニゾンビ》
 →《真紅眼の不死竜皇》+《超雷龍-サンダー・ドラゴン》+墓地《巨骸竜フェルグラント》+2ドロー

1. 《水晶機巧-ハリファイバー》ef デッキから《ブンボーグ001》ss
2. 《水晶機巧-ハリファイバー》+《ブンボーグ001》→《幻獣機アウローラドン》
3. 《幻獣機アウローラドン》ef トークンAトークンBトークンCss
4. 墓地の《ブンボーグ001》ef 墓地の《ブンボーグ001》ss
5. 《幻獣機アウローラドン》ef 《幻獣機アウローラドン》およびトークンAをリリースしてデッキの《幻獣機オライオン》ss
6. 《幻獣機オライオン》+トークンB→《TG ハイパー・ライブラリアン》
7. 《幻獣機オライオン》ef トークンDss
8. 《ブンボーグ001》+トークンC→《ルイ・キューピット》
9. 《TG ハイパー・ライブラリアン》ef 1ドロー
10. 《ルイ・キューピット》ef 《ルイ・キューピット》のレベルを3に
11. 《ルイ・キューピット》+トークンD→《イモータル・ドラゴン》
12. 《ルイ・キューピット》ef デッキから《ネメシス・コリドー》を手札に
13. 《TG ハイパー・ライブラリアン》ef 1ドロー
14. 《イモータル・ドラゴン》ef デッキから《馬頭鬼》を墓地に送って《イモータル・ドラゴン》のレベルを2に
15. 《馬頭鬼》ef 墓地の《ユニゾンビ》ss
16. 《ユニゾンビ》+《TG ハイパー・ライブラリアン》→《巨骸竜フェルグラント》
17. 《イモータル・ドラゴン》+《巨神竜フェルグラント》→《真紅眼の不死竜皇》
18. 《ネメシス・コリドー》ef 除外ゾーンの《馬頭鬼》をデッキに戻して《ネメシス・コリドー》ss
19. 《ネメシス・コリドー》→《超雷龍-サンダー・ドラゴン》

 この展開例は、dおよびeルートと比べて手札コストが必要ないばかりか、ドローしながら《超雷龍-サンダー・ドラゴン》まで用意することができるというメリットがあります。

 ただし、墓地に《ユニゾンビ》を必要とするため、dルートよりも条件は若干厳しくなっています。

 とはいえ、aルートで《ユニゾンビ》を使うパターンおよびbルートによって墓地に《ユニゾンビ》を用意することが可能なため、条件の達成はそこまで難しくありません。【アンデット族】では《ユニゾンビ》を採用する可能性が高いため、積極的に利用してゆくべきルートと言えます。




3. 上振れルート

 これまで、比較的簡単な条件からの展開例を考えてきましたが、最後は、比較的厳しい条件からの展開例、要するに上振れした際の展開例を考えてみます

 なお、上振れした際の展開例に関しては、他にもいくつか種類があると思いますが、とりあえず僕が思いついたものだけを載せてみます。

g. 《水晶機巧-ハリファイバー》+手札に《マッドマーダー》+除外ゾーンに任意のモンスター
 →《真紅眼の不死竜皇》+《ジャック・ア・ボーラン》+《超雷龍-サンダー・ドラゴン》+墓地《巨骸竜フェルグラント》

1. 《水晶機巧-ハリファイバー》ef デッキから《ブンボーグ001》ss
2. 《水晶機巧-ハリファイバー》+《ブンボーグ001》→《幻獣機アウローラドン》
3. 《幻獣機アウローラドン》ef トークンAトークンBトークンCss
4. 墓地の《ブンボーグ001》ef 墓地の《ブンボーグ001》ss
5. 《ブンボーグ001》+トークンA→《ルイ・キューピット》
6. 《ルイ・キューピット》ef 《ルイ・キューピット》のレベルを3に
7. 《ルイ・キューピット》+トークンB→《イモータル・ドラゴン》
8. 《ルイ・キューピット》ef デッキから《ネメシス・コリドー》を手札に
9. 《ネメシス・コリドー》ef 除外ゾーンの任意のモンスターをデッキに戻して《ネメシス・コリドー》ss
10. 《ネメシス・コリドー》→《超雷龍-サンダー・ドラゴン》
11. 《イモータル・ドラゴン》ef デッキから《グローアップ・ブルーム》を墓地に送って《イモータル・ドラゴン》のレベルを5に
12. 《グローアップ・ブルーム》ef デッキから《ジャック・ア・ボーラン》を手札に
13. 《イモータル・ドラゴン》+トークンC→《巨骸竜フェルグラント》
14. 手札の《ジャック・ア・ボーラン》ef 手札の《マッドマーダー》を墓地に送って《ジャック・ア・ボーラン》ss
15. 墓地の《マッドマーダー》ef 場の《ジャック・ア・ボーラン》のレベルを5にして墓地の《マッドマーダー》ss
16. 《マッドマーダー》+《巨骸竜フェルグラント》→《真紅眼の不死竜皇》

 この展開例は、手札に《マッドマーダー》を必要とするものの、《超雷龍-サンダー・ドラゴン》+2妨害を用意することができるというメリットがあります。


4. おわりに

 僕の考えた展開例は、以上になります。他にも有用な展開例はあると思いますので、また思いついたら追記してみます。

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