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図書館で本を借りる

(見出し画像はChatGPTのDALL-Eで作成したものです)
学生時代は毎日図書室で本を借りて読んでいた時期もあったのだが、社会人になってからは本を読む機会が減ってしまった。インターネットではSNSの短文のやり取りになれてしまった事もあり、本を読む力が低下していないかと気がかりになる。幸いにして歩いていける距離に図書館がある。休日に訪れて、適当にタイトルを見て、興味を惹かれた本を何冊か読んでみようとした。だが、ここでまず躓いた。本のタイトルを眺めていても、なかなか「これを読もう!」という気が湧いてこない。これは読むのしんどそう、といった考えがでてきてしまう。昔は1日2冊ずつ(高校の図書室では1度に借りられる本は2冊までだった)読み漁っていた頃の好奇心が失われてしまったのだろうか…昔の自分がどうやって本を見つけ、選んでいたのかが思い出せないまま図書館の中を彷徨い、その日は3冊の本を手に取った。

「一人暮らし」 曽野綾子

1冊目は曽野綾子の「一人暮らし」

3冊の内最初に選んだ本で、これはすぐに読んでみようと思った。
この本を選んだ理由は、いずれは来る老いと孤独に対する不安感があったからだろうと思う。自分の事は自分でする、料理を楽しむ…
老いてからの暮らしにまつわるエッセイ集だった。私も、料理は好きな方なので、少し安心した。

「知性を磨く文章の書き方」 木村治美

2冊めは、「知性を磨く文章の書き方」
これはタイトルに興味を惹かれた。noteを始めて、文章を書くのが上手くなりたいと思っていたから、参考書が欲しかったのだ。
「文章の書き方」とタイトルにあるが、「エッセイの書き方」についてのエッセイ集という本だった。今の自分には高度すぎたかもしれない。
エッセイでは、前置きやまとめは必ずしも必要ではないそうで、目から鱗だった。

「三つのアリバイ 女子大生桜川東子の推理」 鯨統一郎

3冊目に選んだのは「三つのアリバイ 女子大生桜川東子の推理」だ。
なにかフィクションの小説を読みたかったので、内容は全く知らないままに選んでみたら、偶然にもシリーズものの最終作の作品だったらしい。
シリーズの最初から読んでいれば、もっと登場人物に対しての思い入れができて、違った感想になっていたと思う。推理ものだと思って借りたのだが、この話の焦点は事件の動機やトリックの方では無く、「物語とは何か」という哲学の方だったのではないかと感じた。ストーリーとは関係ないが、「いう」が「ゆう」と表現されているのが気になった。

#読書 #図書館

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