読書感想「恋するハンバーグ 食堂のおばちゃん2」山口恵以子
図書館で借りてきた本。シリーズものだったようだが2から手に取ってしまったけれど、前作を知らなくても読める話だと思う。
時代設定は昭和40年代ごろで、オリンピックや万博、流行歌、郵便番号の開始等同時の出来事が描かれる場面もある。
「一子」と「孝蔵」の夫婦が営む「はじめ食堂」の物語。
「孝蔵」は元帝都ホテルのシェフで、腕は一流。
夫婦の愛と人情と料理で登場人物たちが救われるような、優しい話だった。
出てくる料理がどれも美味しそうで見ていて楽しい。
巻末には物語中に登場した料理のレシピも載っている。
人情溢れる優しい世界観は現代の状況だとありえないような気がしてしまうけれど、こんな素敵な食堂があるなら行ってみたいと思える。
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