阪神尼崎駅周辺の歴史・博物館おすすめ観光コース2023年4月28日,5月2日
阪神尼崎駅周辺で、歴史・博物館を巡るおすすめの観光コースを写真で紹介します。写真が非常に多いので、雰囲気をつかむ感じで流し見して、気になる部分を確認してください。
紹介する施設は、尼崎城の中を除き、全て無料です。また、車の場合、尼崎市立歴史博物館の駐車場は1日最大600円なので、ここに止めて、歩いて散策しても良いと思います。
尼崎観光局発行の観光マップに、今回紹介するスポットを赤で囲み、コースの順に番号を1〜8まで記載しました。
平日だと特にすいているので、ゆっくり半日〜1日楽しめると思います。
それでは、番号順に紹介していきます。
1.尼崎市立歴史博物館
2020年10月に開館した新しい歴史博物館です。2階の常設展示室では、原始・古代〜現代までの尼崎の歴史を紹介し、3階の企画展示室では、特定のテーマに基づく特別展が行われています。
(1)外観
初期は、尼崎市立高等女学校の校舎で、学校として代々使われてきました。
(2)常設展示
2階の常設展示を見ていきます。
博物館の建物は、映画ALWAYS 三丁目の夕日'64 の凡天堂病院の撮影地でした。
次に、武庫庄遺跡の巨大な柱です。
学校の教室が一部屋だけ、再現されています。
原始・古代〜近・現代まで一部屋ずつ、展示されています。まずは、原始・古代です。
次に、古代・中世です。
次に、江戸時代です。
次も、江戸時代の続きです。
次に、幕末〜近代です。
ここから、昔の機器です。
1階に展示されている土器です。
展示は終わっていますが、尼崎は漫画”忍たま乱太郎”の作者の出身地です。
特別展
2023年4月22日〜6月18日に特別展「尼崎を駆け抜けた戦国武将」が行われています。以下がパンフレットです。
写真撮影はできませんが、佐々成政の肖像画の原本を見れるのが、一番の見どころです。法園寺に保管され、非公開の原本です。
写真撮影可能な分の紹介を一部します。
まず、初公開の細川高国の書状です。
パンフレット表の背景の犬追物図屏風の全体です。
初公開の佐々成政の墓塔拓本です。
武将が源義経〜豊臣秀吉まで50人描かれた本朝有像百将伝(1656年)の版本です。
豊臣秀吉朱印状です。
(3)産業資料展示室
博物館の外の向かいに倉庫の産業資料室があります。
リング精紡機やタービンなどが展示されています。
2.尼崎城
次のスポットが尼崎城です。電車で来た場合は、尼崎城が最初のスポットで、歴史博物館と順番が入れ変わります。
尼崎城は2019年に建設された模擬天守です。建物の中に入るには、大人500円です。私は中に入ったことがないのでわからないですが、次のスポットが多くあるので、最後に戻ってきて時間が余っていたら、中に入るか考えると良いと思います。
尼崎城の一周を見ていきます。
阪神電鉄 旧尼崎発電所
尼崎城の北側に、1905年(明治38年 )の赤レンガの阪神電鉄 旧尼崎発電所があります。
3.本興寺
次のスポットが、本興寺です。
法華宗本門流の大本山で、国指定の重要文化財が5件あります。日蓮の戒刀で、天下五剣の一つ数珠丸恒次は11月3日だけ公開されます。開山堂、大方丈、三光堂の建物は常時見れます。
まず、正門です。
開山堂【国指定の重要文化財】
次に、重要文化財の開山堂を見ていきます。
大方丈【国指定の重要文化財】
次の大方丈も重要文化財です。
三光堂【国指定の重要文化財】
常時見れる3つ目の重要文化財の三光堂です。
鐘楼
兵庫県指定の重要文化財です。
ゆるキャラのほんこじさんです。
北側にある三重の塔は大きいですが、昭和時代の建築のようです。
4.長遠寺
次のスポットが、長遠寺です。
1350年開基とも言われる、由緒あるお寺です。こちらにも、国指定の重要文化財が2件あります。
正門から撮影
本堂【国指定の重要文化財】
まず、本堂を見ていきます。
多宝塔【国指定の重要文化財】
1607年再建の多宝塔です。
重要文化財ではないですが、横の鐘楼です。
本興寺、長遠寺ともに、重要文化財をしっかり見れるので、良い場所だと思います。
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なお、長遠寺の通りに、法園寺があります。
法園寺には、尼崎市立歴史博物館で特別展の一人、佐々成政の供養塔があります。供養塔の右下に墓のレプリカがあり、実物は非公開です。展示のあった佐々成政の肖像は、この寺の保管です。
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また、法園寺の向かいに、たこ焼き屋があります。地元の人がたこ焼きを買い、持ち帰っていたので、安くて美味しいんだと思います。もし、見て良さそうであれば買って見てください。
5.尼信会館
尼崎信用金庫が運営する博物館とギャラリーです。
月曜日に加え、祝日も休みなので注意が必要です。
(世界の貯金箱博物館も同様です)
(1)尼信記念館
尼信会館の建物の左手前に、明治時代の赤レンガの建物があります。
(2)2階常設展示
2階は常設展示で、尼崎の歴史に関する資料と世界のコインが展示されています。
まずは、尼崎の歴史に関する資料展示です。展示のほとんどが、尼崎市指定の文化財です。
太刀守家【国指定の重要文化財】
国指定の重要文化財の太刀守家です。
次を見ていきます。
刀剣の展示がもう一か所あります。
次に、世界のコインミュージアムを見ていきます。
(3)1階、3階ギャラリー
1階、3階ギャラリーは個展が開かれています。
4月29日〜6月4日には、山本正憲水彩画展 と 江見容子展が行われています。
まず、1階の山本正憲水彩画展です。
次に、3階の江見容子展です。
6.世界の貯金箱博物館
尼信会館と同じく、尼崎信用金庫が運営する、貯金箱の博物館です。世界62ヵ国、24,000点以上の貯金箱があります。
(1)企画展
毎月テーマごとに、入口のスペースを入れ変えて展示しています。4月は、企業物貯金箱でした。
5月は、鳥に関する貯金箱です。
(2)1階常設展示
次に、仕掛けのある貯金箱です。見ていたら、職員の方が動かしてくれると思います。
(3)2階常設展示
2階に上がると、貯金箱ランドとして、たくさんの貯金箱が並んでいます。
2階のガラス棚の中の貯金箱を見ていきます。
(4)来館記念のお土産
来館記念のお土産として、右の宝珠貯金箱が頂けます。子ども用として、10cm位の高さのドラえもんの貯金箱があります。ドラえもんのほうは、在庫の関係で必ずもらえるわけではないみたいです。
貯金箱博物館は、懐かしいキャラクターがたくさん見れるので、おすすめの場所です。是非訪れて見てください。
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まだ時間に余裕があれば、中央・三和商店街に立ち寄っても良いです。尼崎らしい雰囲気が感じられる商店街です。また、漫画”忍たま乱太郎”の作者は尼崎出身で、作者が描いた七福神アーケードもあります。
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なお、車や自転車の場合は、帰宅の際に、次の場所ものぞいてみて見てください。
7.ユニチカ記念館(柵越し)
1900年(明治33年)建設のレンガ造り2階建てで、尼崎で現存する最も古い洋館です。柵越しに見ることになりますが、帰り道に寄っても良いと思います。
8.大物公園のSL機関車
大物公園に、SL機関車 D51が保存されています。
こちらも柵越しに見ることになりますが、4月〜11月の第3日曜日には開放され、中に入れます。
以下は、2023年2月28日に撮影した写真です。
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