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海を見るは自分の心を感じること

海の近くで育ちました。キレイな海ではなく港です。
小さい頃は河のお船の中で生活していた人たちもいたんですよ。

ところが、海のない県で知り合った夫と海のない街で暮らしています。

日本列島の反対側の海は、私の海ではない。
街に川はあるけれど、海が見えないと時々寂しくて。

昨日、久しぶりに東海道線に乗って、太平洋を見ました。
お天気も良くて、宅地やみかん畑に切り取られた三角の海を見ました。

三角の小さい海のかけらにホッとする自分に驚きました。
景色はいつも自分の周りにあるもの。
懐かしいとか、好き嫌いとか常に感じている訳ではありませんが、
心を満たしてくれる、自分の一部なんですね。

私の義母は日本海側の町の生まれです。
海が見たいな、行けないから似たような景色の絵を飾るのよ
と言っていました。

思えば、家族でサイパンに行った時、義父は行かなかった。(戦争の思い出が嫌で)
義母は海が見たいと一緒に行ってくれました。
あの時DFSで買ってもらったハンドバッグ30年使っています。

あの時の義母の歳に近づいて海が見たくなったんですね。

来年はもっと海を見に行こう!
自分の心を感じるために。

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