すぐに帰って来てという電話(2)
Atelier hanamiさんのイラスト使わせていただきました。1.の時はまだ、受話器がある電話の時代でした(昭和!)ありがとうございます。
ドラマでも定型的な「状態が悪いのですぐ来てください」という言葉。
昔だったら「ハハキトクスグカエレチチ」と電報だったでしょう。
1つ目の祖父の時の後悔は忙しいから帰れないと答えて行かなかったから。
これからはたとえ疲れていても絶対行こうと思った。
それが、先日3回目があったのです。
3. 母の具合が悪いから、と弟から連絡があって、翌日実家に行った。
実家までは飛行機で1時間ほど。コロナ前には頻回に実家に帰っていたが、コロナ以後は1か月に1回も行かなかった。それを後悔した。
母を目を閉じていて、寝ている。苦しそうではない。手足も動く。ホッとした。話しかけると目をつぶったまま、どこも悪くないと繰り返して言う。その後数日して、ご飯は食べられるようになったが、入院した。(生きています😉ご心配なく)
遠いところに嫁いだ時に、ぼんやりともう亡くなるときは会えないなと思っていた。それから30年以上、夫がよく会っている方だと夫は言う。確かに、2.で書いたように、息子の教育をお願いしていたので、実家にはよく通った。
でも、今回は間に合ったことが嬉しい。(亡くなっていませんが)
実は数年前から衰えていく両親を見て、いつかこんなことがあるのかと考えていました。
インターネット以前は距離が遠いと心が離れることがありましたが、SNSが一緒にいる感を募らせます。
リアルな面会ができない今、病院からの「すぐ来てください」はきっと以前より、緊迫感があります。そういう電話がかかって来ないうちにコチラから会いに行きます。
すぐに帰って来てという電話の1.2.はこちらから。
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