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あせった復職は失敗の元


昨日、山形県障害者職業センターにて高次脳機能障がい者の就労についての会議「障害者雇用支援連絡協議会」に参加しました。

障がい者の就労での 障害者職業センターの役割について書きます。

障害者職業センター
https://www.jeed.go.jp/location/chiiki/yamagata/index.html

病気やけがで全く元気なればよいのですが、後遺症が残った時、仕事に戻るのは簡単ではないです。
退院後、復職を会社と話し合っていると、今の自分の状態が伝わらないことが多く、完全に治ってから出社してくださいを繰り返されることがあります。


高次脳機能障がい者の方は病識が乏しいのが特徴です。
なかなか、今の自分の状態がどうなのかを伝えられません。
または後遺症が軽症や自分の自覚症状が乏しい(高次脳機能障がい者の場合こちらが多い)と、出来る!と思って早く復職します。大丈夫大丈夫と思って復職して失敗続き⇒退職。

復職するときにどこを変えて、配慮してもらえば復職できるのかを、判定したり、会社に伝えてくれたりするのが障害者職業センターです。復職への訓練も知れくれます。

病気やけがをして家庭生活でも発症前とちがうと思っている方(家族は気づくことがある)、各県に配置されている障がい者職業センターに相談してみてはいかがでしょうか?
復職した職員が仕事ができなくなっているのは何故?と困っている会社の方も相談できます。

早すぎる復職のサインは、生活の基盤ができていない様子です。例えば、

1.朝起きられない
2.一人で外出できない
3.効率が悪いやり方に執着する
4.自分の症状を説明できない
など

家族や主治医とも話し合って、出来ること出来なくなったことを整理して会社に伝えてみましょう。それを手伝ってくれるのが、障害者職業センターです。

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