見出し画像

面接の奥義(受ける方も面接官もその場限りと心得る)

新しい入職者や入局希望の医師の面接したことがありますか?
失敗して、困難例を合格させてしまった経験をお持ちの方いらっしゃるでしょうか?
まずは一般的な話から

まずは今までの経歴。
働いた経験のない30歳代後半はなかなか難しい。
女性だったら、早く結婚出産されて、お子さんが大きくなってお仕事開始と言うことでしょうか?
男性だったらちょっとひく。
例えば医師の場合、内科から眼科に移って放射線科へとめまぐるしく転科を重ねて、さらに専門医資格を持っていない方要注意。今後も青い鳥を求めて移動したくなるかもしれません。

次はコミュニケーション力、これには外観も入ります。
簡素なファッションに思わぬ超高級時計をしていたら、実は前職は高給取りだったのかと推測します。
女性なら夫がお金持ちとか。
話し方はみなさん予習してくるのでしょうか、協力的で穏やかな印象の人が多いです。

さて、大学入学時の面接について

以前から医学部入学時の面接が価値あり、なしが議論されています。
面接官の資質にもよるのではないでしょうか。
今時の大学の先生方は良識ある人格者ばかりだと思いますが、当然、何か一つのことに集中して取り組んで結果を出せる人です。4つの性格分類から言うとアナライザーに偏っているかも。
自分の高校生時代と同じような雰囲気の受験生に対して親しみを感じてしまうのも仕方がないことかもしれません。

入局時、入職時は大人になっていますので、もう少し人格の偏りが見えやすくなっています。今話題の圧迫面接は長期雇用と思えばこそ、生まれるものです。
入職、入局のハードルを高くすることで一様な性格、資質の人ばかり集めたくなるのです。そういう組織は脆弱なんですけどね。

私が質問することは長年一緒です。
「自分が正しいと思う意見に、反対されたらどうしますか?」
話し合います
自分の意見を説明します
相手の意見を聞きます
「話し合って自分と違う意見に方針が決まったらどうしますか?」
従います
しばらくその方針で行なって振り返りをします

など、答えはその人なりですが、答えるときの様子、口調も評価の対象になると思っています。

地方の人材不足は重篤で人を選べないと言う声も聞きます。
そこで、困ったちゃんを合格させてしまったらどうしましょう。
困ったちゃんの良いところ、活かせるところをなんとか探しましょう。
そして、基本的な部分では譲らない。

人の資質を数分の面接で理解するのは不可能と心得る。
⭕️も❌もその場だけのもの。
だから面接で落ちても落ち込むことはありません。
面接官もわからないことはありますので、その場ではその判断だった、ワカルワケナイヨと心の中で呟いてください。

受験生、面接官ともがんばらないで頑張ってください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?