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病気への偏見


インフルエンザワクチンは済みましたか?

私はタミフルが使えるようになる前から診療しています。その頃のインフルエンザは人によっては強い症状、発熱、咳、咽頭痛がありました。子供は髄膜炎、脱水と重症化を注意してと言われていました。ワクチンは2回打っていました。
それが、ワクチンしたから罹らないではなく、重症化予防と言われて一回になりました。山形は以前は年末年始の人の交流が終わると流行るため、12月に初めて中旬までに終わるようにしていました。
最近2、3年は流行はなく、過去の病気になってしまったと思うほど。

2020年秋に私はインフルエンザになりました。
検査は陰性でしたが、四肢関節痛、発熱があり、タミフルで改善したため、インフルエンザと信じています。
でも、コロナ感染を疑われ、ずいぶん失礼なことを言われました。
質問も、「どこに行ったんですか、誰にあったんですか、何してたんですか」と言う口調。
「仕事に来ないでください!」
病気の人に対するいたわりを感じられない言い方でした。

さて、それから2年経って、情報が行き渡り、偏見が減ったでしょうか?
むしろ、変な方向に進んでいると思います。
日本独自の方向へ。

私は長く、結核を見る病院に勤めていました。結核についての偏見もかなりのものです。その病院で治療を終了していたとしても施設には入れない、デイサービスを使わせないことが平成になってもあったのです。
施設の担当の医師は高齢の医師が多いので知識がブラッシュアップされていないのかと疑問でした。
長年の担当の先生の活動で現在では結核への偏見は少なくなっているように感じています。

病気の職員へ

熱が出て、あるいは体がだるく感じて連絡が来たら、ぜひ医療機関は当然、普通の会社も
「大変ね、充分休養してね、お大事に💕」が基本です。

感染への偏見から人の心を忘れないで。


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