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事業には維持コストまで考える ホワイトエレファントを飼わない

しばらく前にカシミアのセーターを買うことをやめました。
理由はクリーニング代が高いから。
今でもショールは気に入ったのは買いますが、ショールをクリーニングに出すことはめったにありません。
同時に、ポリエステルの混合された自宅で洗えるブランドがお気に入りになりました。
汗かいてもさっぱりできますし、ポリエステルでなくても洗える素材は軽くて旅行にも便利です。

維持コストがかかるもの、高級時計、外車…

例えば時計、超高級時計は1~2年に一回オーバーホール作業を行い、常に正確に動くように手入れが必要です。電池を変えるだけでも○万円。
それよりも、祖母から譲られた小ぶりの腕時計はねじマキが必要です。
でも、キモノにも似合って、キモノで出かける時間だけ動けばいいですし、本当に正確な時間が知りたければスマホで確認できます。

外車、特に地方では修理に時間がかかります。
フェラーリが調子が悪い時に、何日もクーラーが入らないと聞いたことがあります。
また、マセラッティのサイドミラーがとれて、ガムテープで応急処置をしたけれど2か月くらいそのままの車を見たことがあります。
やまとなでしこの方が、イタリア車よりも強かったと車のオーナーがつぶやいていましたが、何のことか??

これらは良い状態を保つのにお金も時間もかかります。

ホワイトエレファント

タイでは昔、珍しい“白い象”は神聖な動物と見なされていたのだとか。そのため白い象を捕まえては王様に献上されたそうなのですが、一つ問題が。
それは、エサ代が高くついてしまうということ。そこで王様は、自分の嫌いな家臣に白い象を贈ることに。
そうなると贈られたほうとしては、乗ることもできず、エサ代がかさむ一方。かといって処分するわけにもいかず、家臣は困り果ててしまったのだとか。
維持にお金がかかり、本来なら不必要なものをホワイトエレファントと呼びます。

あなたの周りにはホワイトエレファントがある?

地方都市では、公共の施設を建設して、地域活性化をはかることがあります。 新たな観光やビジネスを目指し、建設に自治体が積極的に投資を行います。これは一時的には経済効果があります。しかし、その後の維持管理費もかさみ、継続的に負担しなければならないため、かえって地域経済を疲弊させてしまうほどの費用となる場合があるのです。

長期的な視野で住民のニーズをとらえた施策は持続可能でホワイトエレファント化しないのではないでしょうか。

これからは人口減の社会になります。子供たちに負担を先送りしない、地域活性が望まれます。






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