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エムアイ友の会の積立の脅威の利回り

三越・伊勢丹グループには、友の会という積立サービスがある。

1年間毎月決まった金額を積み立てると、1年後には積立額+1ヶ月分のボーナスが貰える、というサービスだ。

積立額は、5,000円、10,000円、20,000円、30,000円、50,000円のうちから選べる。

例えば10,000円の積立プランを選んだら、満期すなわち1年後には10,000×12ヶ月分の積立額とプラス1ヶ月分のボーナスすなわち10,000円、合計130,000円になって戻ってくる、ということだ。

このエムアイ友の会の積立だが、真面目に利回りを計算してみたら非常に優秀だった。

例えば投資信託の場合、平均的な利回りは3〜5%と言われている。5〜8%の利回りを目指すのであれば、ハイリスクハイリターンの銘柄を選んで資産運用する必要がある。

エムアイ友の会で10,000円積立した場合の利回りを計算する。
利回りを求める公式は以下である。

利回り(%)=
(譲渡損益+分配金)÷運用年数÷投資金額×100

積立の場合、運用年数が何月に積み立てた10,000円なのかでバラバラになる。初月の10,000円の運用期間は12ヶ月、次月の10,000円の運用期間は11ヶ月…となっていく。12ヶ月かけて毎月積み立てた10,000円の平均運用期間は6.5ヶ月、つまり0.54年である。

譲渡損益+分配金=10,000(円)
運用年数=0.54(年)
投資金額=120,000(円)
を公式に当てはめると、

10,000÷0.54÷120,000×100
=15.4%

7%超えれば優秀と言われる投資の中で、脅威の利回り15%を達成する。

さらにエムアイ友の会の積立が優れているのは、投資では避けることのできない元本割れ(投資した金額よりも少ない金額の資産になってしまうこと)の概念が存在しないという点である。

とはいえ、エムアイ友の会の積立にももちろん一般の投資にはない制約がある。
エムアイ友の会で積み立てた金額+ボーナスは、エムアイグループ(三越・伊勢丹グループ)でのみ利用可能なプリペイドカードに還元される。エムアイグループ以外の場所で使うことはできないお金になる、ということだ。

とはいえ、三越や伊勢丹で年10万程度以上お金を使う予定がある、使うライフスタイルの人は積み立てて損はないだろうと思う。

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