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【銭湯めぐり32 クアパレスゆうゆう@板橋(住所は北区)】バブル期を思い起こす銭湯

【銭湯めぐり32 クアパレスゆうゆう@板橋(住所は北区)】

15日は訳あって出勤なので、今日がお盆休み最終日。銭湯週1ペースを崩すのも何だが、平日なりの発見があるかもと今日もブラウエダ。

近所のジムで朝スイムの後、超行列店のおにぎり屋の支店 #ぼんご板橋店 を目指すべく、埼京線板橋駅へ。でも今日は8/14。店があるはずの大通りを歩くが、想像していた行列がない…

しばらく歩いて、通り過ぎたことに気付き、引き返す。が、案の定、お盆臨時休業。まあ休める時に休まないとね、などと部下にでも言うようなセリフを脳内で吐き、気を取り直して別の店を探すことに。

いつかリベンジを


町中華と町鮨はこうやって街歩きをするとありがたい存在。ここ板橋駅界隈も何軒か存在するが、しばし迷った挙句、ネットでチェックしていた #魚がし寿司板橋総本店 へ。人気店らしく、お盆のランチどきにほぼ一杯の状況で、二回転目の客も入っている。

上寿司


お寿司だけだと勿体無いので、ヤリイカ刺し、フグ皮ポン酢、マグロ刺しをいただいてから上寿司を。お酒は中瓶のスーパードライに八海山の冷酒。2.5キロ泳いでからだとまだまだ呑み食いできそうだが、お風呂前なので自制。

今日の銭湯は、 #クアパレスゆうゆう というマンション下の都会型銭湯。名前も中身も平成初期のバブル感があるが、それほど広くないのに風呂の種類が多く、楽しませてくれる。ネーミングが、バイタルバス(血圧とか測ってくれるのか?)とか、エレキバス(世代がズレるがベンチャーズとか思い出す?)とかで、激渋まではいかないが、かなりシブい。

ここから角打ちとかに展開できれば最高なのだが、いい感じでお風呂後の眠気がやって来たので、今日は大人しく、駅の #viedefrance でプリン&胡麻団子&アイスコーヒー。おっさんプリン。少し我に帰り、旅のお供のエーリッヒ・フロム「自由からの逃走」を開く。

なぜかプリンと胡麻団子。お酒からの逃走


1941年に刊行された本だが、82年経過した現在、当時とはまた異なる形(アルゴリズムへの能動的服従)で、警鐘されるべき状況にあることを認識。

個人が中間団体の紐帯から解放され、自由と引き換えに孤独を得て、再び自由を手放すという、個人と社会との両義的な関係性は、歴史上繰り返し生じている現象のように思えてならない。インターネットが作り出した「自由」が、SNSやマッチングアプリ、クレジットスコアによる個人の対「社会」貢献度の見える化をもたらし、大多数の負け組を製造する。

まだ酒が抜けておらず、筆が走ったか。中学時代の日本史の先生に学んだのは「いい加減」がお風呂でも何でも一番良いということ。さあ明日からもいい加減に頑張ろう。

※2023年8月の訪問です。

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