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『人口減少時代の農業と食 (ちくま新書 1729)』窪田 新之助,山口 亮子

人口減少問題への危機感が生産・流通現場に薄いと危機感を持つ2名の農業ジャーナリストによる共著。

危機感を煽りつつ、意外に希望も持たせる内容。

物流に係る2024年問題によりコスト・時間増で遠隔地産品が首都圏に届きにくくなるが、物流業者が特殊な保管で付加価値を付ける動きも存在。

高齢者に偏る農業者人口は今後一気に減少し、従来以上の生産の大規模化、外国人・都市住民・ロボットの活用が欠かせないが、生産性・収益率増に繋がる動きもある。

時短ニーズによる加工用野菜やパックごはんの需要も高付加価値化の流れと見るべきだろう。

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