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便座に座りなさい

半年前、会社の男子トイレの床が、おしっこで濡れているという誰かの苦情が、大きな波紋を呼んだ。

トイレ掃除は基本的には現場の社員が行う。
床が濡れてることなんてよくあるのに、何故か問題になった。

今の時代、性が関わることには注意深い対応が求められるのだろうか?
何かと訴訟の多い会社ではあるが、こんな事案で上が騒ぐから不思議だ。

社員へのヒアリングは一切行われず、しかし取締役や提携弁護士、社外株主にまで話が行ったらしい。

騒いだ挙げ句に出た結論は、原則「座ってする」が、フロアの長に裁量を与えるという無責任なものだった。

所長は「男子トイレでは、便座に座って用を足して下さい」と通達した。
男性社員は何も言わなかったし、気にもしなかった。

僕の推測だが、上の人達はどうでもいいことで盛大に騒ぐのが好きなんだ。

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