![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120789090/rectangle_large_type_2_04f9f9f8ab57a306a48a38e4336f51b7.jpeg?width=800)
ベートーヴェンと青木さん
2021年のショパンコンクール。
シャンソン歌手の絵美と話をした。
もう日本人はトップレベルだね。技術があって何でも弾ける。兄さんの感想はどう?
そうなんだけど、僕が見たいのとは違う。
"これ"を弾かせれば天下一品なのに、他はからっきし。金にならなくても音楽だけは一歩も譲らない。そんな"時代遅れ"のピアニストが出てほしい。
昔はそういう人が多かったよね。変わったのはユンディの辺りかな。
兄さんが譲らないのは恋愛だけどね(笑)
[演者<客]
那須川天心がパワーバランスに言及した。
![](https://assets.st-note.com/img/1699095035144-ec3lbwFjic.jpg?width=800)
ピアノの歴史を遡ると、[演者<客] の時代ばかりだ。
客の要望で目隠しをして演奏、鍵盤の上に乗って足で弾いた人もいる。
貴族の権力争いのために、ワザ見せピアノが流行した結果、技巧派の作品が生まれたという見方もできる。
![](https://assets.st-note.com/img/1699094234646-KMLWF784Tt.jpg?width=800)
しかしどんな時代の中にも、"時代遅れ"のピアニストは必ず存在した。
作曲家でいえば楽聖【ベートーヴェン】がまさにそうだろう。
肖像画からは気難しいイメージを受けるが、表舞台に出る際は、礼儀正しくて優しい人物だったという。
![](https://assets.st-note.com/img/1699094176389-JoKckmVpKu.jpg?width=800)
青木さんと似てるかもしれない。
[演者=客]
の関係を築くためには
[演者>客]
ぐらいの感覚で丁度いいと思う。
"時代遅れ"かな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?