M2Pro/Max発売間近で今更MacStudioを選択したわけと選定時の思考メモ
Mac Studio M1Max 32core 64GB 1TBを購入したときの思考メモ
購入時の調査に苦労しました。判断ポイントなどを残すことで、これから購入する方のお役に立てればと思い、思考メモを残しました。
筆者はどんなユーザーか
やること:2~8TBの4K素材をつかった30分〜1時間程度の動画編集(ドキュメンタリー)、カレコレ、グレーディング、レンダリング
撮影機材:SonyのfX3
素材:4K素材、時々log
ソフト:Premier Pro、Blender、UnityなどのCGソフトも利用
データ格納先:8TBHDD2台、2TBSSD1台、その他1~2TBHDD
やらないこと:音楽制作、After Effectや3DCGソフトでのVFX、ハードな画像・動画レンダリング
頻度:そんなに多くはないがやるときはガッツリ動画を編集
その他:物持ちがよく、使わなくなったのを売るのがうまい
SSD(512GB, 1TB)
1TBにした。しかし、基本外付けHDD・SSDでからの読み出しで作業をするので、自分の用途では512GBでもよかった。
とはいえ、MacStudio内のSSDで動画編集する場合や、動画編集以外でも利用するなら1TBあるほうが容量を一切気にせず楽ができる。
たとえば、UnityHubを入れて、複数のバージョンを入れると一つ7GBみたいな世界になってくるので、Unity環境だけで50GB使ってますみたいなことが起こる。
余談だけど、512GBモデルにすれば、1TBと比べて2.5~3.0万程度安くなる。
256GB以外であれば工夫すればなんとかなることはわかっているので、自分の中ではCPU+GPU、RAMに比べれば一番どうでもよい項目だった。
動画編集時のキャッシュを内部に保存したほうがいいのか、外部のディスクに保存するのでもよいのか、その場合どのぐらいパフォーマンスに影響がでるのか、知っている方がいらっしゃいましたら教えていただきたいです。
CPU+GPU(ユニファイド)(24core, 32core)
32coreに決定。24coreでいいかどうかかなり迷った。
結論からいうと、2年ぐらいの使用を想定して、その中で出てくる新しいチップに性能がまけない、かつ中古市場で売れるスペックにしようと思って32coreを選択した。
アップグレードしておけば、手放すときにスペックが高い点が評価してもらえそう。おそらくM2ProカスタムやM2Max非カスタムのCPU+GPUよりはスペックが高くいられると予想。
Appleのウェブサイトでは、24coreと32coreでの性能差・メリットの違いはわからない。ハードや3DCGや8K動画のレンダリング時間が例にとられているが、全然わからん。もうちょっと有り得そうな場面の例もほしい。(Youtubeの人がいっていた、レンダリング始めた後に、今までの感覚で家事でもしようかなと思ったらもう終わってた、とか、4K動画をタイムラインにがっさりいれて編集しても、レインボーカーソル一切でません、みたいなのがわかりやすい。)
というわけで、数値を根拠に購入しようと考えた。有志の方々がベンチマークテスト結果を公開しているのでそちらを参考にした。M1Pro、M1Maxのシングルコアの数値はほとんど同じ。マルチコアのときに結構差が開く。14inchのM1 Proの購入も検討していたので、MacStudioとMacbook 14inch M1Proのカスタムモデル、M1 macbook air 2020をそれぞれ、ベンチマーク値で比較すると、62000, 52000, 38000, 34000, 18000。
今後発売されるM2Maxは52000より大きな数値を出せると思うので、10%~15%の性能アップと考えると、52000~60000ぐらいのスペックになりそうと読んだ。ここよりも低くなると、M2Pro M2Maxチップの発売が控えている前に買うのは辛い。
ただ、実際の作業影響を考えると24coreでも良いなと思った。現在のm1 macbook air 8coreの環境からすると、M1Max にするだけでかなりよくなるからだ。
いろんな方々のレビューをひたすら読んだり聞いたりした結果、こと動画編集に関して、編集時の処理性能は高いが、動画のレンダリングに関しては24coreを32coreにしたからといって、ずば抜けて早くなるみたいな感じではないことがわかった、たとえとして正しいかどうかわからないけど、M1Maxは、これまで15分かかっていたレンダリングが5分で終わるようなスペックの高さを感じるものらしいけど、カスタムの違いで出てくる差は、2~4分ぐらいな感じで、大きな差があるという感じではなかった。自分の用途では正直5分でなくて、6分かかっても7分かかっても気にしない。10分のレンダリングが3分で終わるチップと8分で終わるチップぐらいの違いなら、流石に考えるけど。
RAM(32GB, 64GB)
64GBに決定。
これも悩んだ。AppleのHPには、32GBと64GBを体感できる説明がない。32GBも64GBを使ったことがないからどのような世界が広がっているのかわからない。
64GBがどの程度のパフォーマンスを発揮してくれるのか興味本位で64GBにした。また、プロのビデオグラファーの方に、32GBでもよいけど64GBあるとなお良いとちらっと聞いたのも判断理由。
もう一つの理由は、Macbook M1Proを搭載したモデルでは64GBが選択できないので、M1Maxの特権だと思ったこと。
32GBふやすのに5.6万でした。価格への影響は大きい。
購入時期(M2Pro M2Maxがでてからか、今か)
今。
必要にせまられているので、はやければはやいほうがよい。編集時間確保のためできるだけ早くほしいと思って、必要な要件をみたしたモデルで、最短で手に入るものを購入。
しかし、高額の買い物なので、頭の中では買うための口実、理由、根拠をひたすら探すことに。
Appleの新製品が発表される10月末に購入するのはどうか。もうすぐ発売予定のM2ProやM2Maxモデルをまたなくていいのか。MacStudioは、でてから半年しか立っていないのでOKとした。
Macbook M2Pro以上のモデルはじき出るが、すぐに手に入らない。そして、価格が高そう。MacStudioと同じスペックを求めると40万円スタートでおそらく50万する。
世界的ドル高・円安(1$140円〜150円)の状況。更に円安が進むことと、iPadとiPad miniで価格調整があったので、他の製品やカスタマイズでも、価格調整が今後もあり得る。
M1Proを載せたMacbookの納期が一時期未定になったり、予約できても2ヶ月先とかになったことがあった。チップの生産が追いつかない、日本の製品が安いので海外客に購入される、など購入ができなくなる可能性もある。
価格(27~39万)
一番支出を押さえるなら吊るし(27万)だが、ながく使うことと中古市場で売ることを考えるとカスタマイズモデル(39万)にした。
Appleではなくヨドバシカメラのオンラインで購入。Appleと同価格でポイント5%(約2万)還元。(どうしても返品ができたほうがよいというのであれば、Appleのオンラインで購入するのがよい。)
減価償却まで使い倒す「購入」ではなく、いつかはお譲りするものと考える「レンタル料」と考える。AppleCareつけながら丁寧につかえば、2年後ぐらいに中古で25~32万ぐらいでは売れそうな気がするので、10~15万/2年でレンタルする感覚で購入。
上で書いたことと同じだけど、2022秋~2023冬あたりでM2Maxが乗った機器が当然発売されて、M1Maxのハイスペックは最新でなくなってしまう(型落ちする)。でも、対M2Max比でM1Maxが10~20%ぐらいパフォーマンスが落ちる程度であれば、M2Max(非カスタム)、M2Pro(非カスタム)、M2チップなどよりもパフォーマンスが高く、かつ同理由から市場でも需要があるかと思う。
いくら現時点で業務用スペックとはいえ、3年も立てば、新しく出てくるチップや技術などのほうがどうあがいても良くなるはずなので、新機種を購入すると思う。
Apple Care(3年で2.7万か、毎年1万)
後者を選択しました。理由は、後々売るからです。
ヨドバシカメラで購入しても、どちらのプランでもつけられるらしい。(appleのチャットで確認済み)
ちなみに、AppleCareは保証期間が終わったあとでも伸ばせるらしい。はじめて知った。
どうやって保証を延長するか
AppleCare+ の保証を延長する
https://support.apple.com/ja-jp/HT210580
どうやってつけるか
AppleCare プランを購入する
https://support.apple.com/ja-jp/HT202702
終わりに
レビュー記事や動画をみるときには、「どんな人が」レビューしているのかというメタ情報が重要。単なるマシーンスペックの比較動画だと、自分とレビュー者がどのぐらい近いのかわからなくて、参考にならないことがおおい。
日常での利用シーンに応じて、あなたに最適なMacはこれですシミュレーターあったらよい。構想としては、複数の質問に答えると、購入すべきMacが表示されるみたいな。(動画編集はノンリニア編集だけですか、それともコンポジットも使用しますか?4KB素材を取り扱いますか。2TB以上の動画を編集しますか。月に40時間以上作業しますか。)
数値比較は記事系のレビューをみるのがよく、見た目や使い勝手のレビューはYoutuberのがよい。
〇〇の人には、〇〇はいらない系のレビューを見ると、選択肢を減らす速度が上がる。
以上です。
もし参考になりましたら、珈琲を一杯おごってくだしゃい!
ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?