見出し画像

VPS Avengerの超初心者的使い方 ②

こんにちは、初心者DTMerのLLSYです。

前回はAvengerの、というより基本的なサウンドメイクの話をしました。

今回は個人的にAvengerでかなり強みのあるであろうアルペジエイター、シーケンサーの話をしたいと思います。

他の多くのシンセに搭載されているように、Avengerにもアルペジエイターとシーケンサーが搭載されています。
ですがものによっては使いにくかったり設定が煩雑だったり、、なかなか直感的とはいいがたいのが本音です。
Falconなんかはシーケンスフレーズをプリセットで選べたりしますが、あれはそもそもの操作が難解です。

Avengerのアルペジエイター類は画面下側にまとめられており、ブラウザのタブのような感覚で切り替えていきます。

ドラムシーケンサーやミキサー、ピッチシフトなどもここからアクセスできる。

アルペジエータを開いてみます。
各音階にグリッドが設けられており、音の変化が分かりやすいようになっています。音階はマウスドラッグで簡単に変化させられ、左右にドラッグすることで音の長さも直感的に変えることができます。
またアルペジエイターやシーケンサーなどはいくつも追加することができます。
どのオシレーターにどのアルペジエイターをかけるかは、前回紹介した中央上部オシレーターウィンドウの右側にあるARPをクリックして選択でき、その後左にあるスイッチを押して赤く点灯させることで適用させることができます。

各オシレーター毎それぞれに設定できる。アルペジエイターだけでなく、エンベロープやフィルターなども複数個設定、個別に選択できることがわかる。

アルペジエイターにはプリセットもあります。
ウィンドウ右上のファイルマークをクリックするとカテゴリーが出てきて、相当な数のプリセットがあるのが分かります。

かなりの数のプリセットが入っている。

早速使ってみましょう。
第一回の流れを踏まえて、オシレーター4つ使っていい感じのサウンドを並べてみました。
キャプチャの関係上プリセットウィンドウが出ていませんが、下の動画をご覧ください。

なんというスピード感。
あっという間にそれっぽいフレーズができてしまいました。
4つ音色を選ぶのにかかった時間が2分ほど、初心者でもまっさらな状態から5分とかからずここまでできてしまいました。

ここからさらにエフェクトを掛け、フィルターエンベロープやLFOを使ったり、フレーズを打ち込んでオートメーションを書いていけば、あっという間に複雑で変化に富んだオリジナルフレーズの出来上がりです。
そこにビートを乗せて、ベースを乗せればもう曲です。

私は結構音色からインスピレーションを受けることが多いのですが、この音色の組み立てとフレーズ展開のスピード感はすさまじい効率だと思います。
勿論一から音色を作っていかなくても、プリセットの音色を利用してもいいし、プリセットのシーケンスフレーズを使って音色を差し替えてみてもいいでしょう。


如何でしたでしょうか。
アルペジエーターやシーケンサーを複数動かせるソフトシンセはいくつかありますが、ここまでスピーディにアサインできるものは少ないのではないでしょうか。
手動でアルペジエーターを構築するときにも、グリッドが見やすくて操作しやすそうですね。
プリセットの音は好きなんだけど、うまくフレーズが作れないという方や、自分の手癖じゃない新しいアイデアが欲しいという方はぜひ試してみてください。

次回はドラム・ドラムシーケンサーについて書きたいと思います。


普段は下記Youtube、ニコニコ動画にてオリジナル曲の公開、Twitterにて活動しておりますので、少しでも興味を持っていただければ是非覗いていってください。

https://www.nicovideo.jp/mylist/72414673

https://twitter.com/LLeshy555

ご視聴ありがとうございました。

LLSY

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?