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WATWING、デビューからこれまでの「メンバーの変化」を語り合う“ぶっちゃけインタビュー” 武道館ライブに向けては「ツアー以上にパワーアップしている」

ホリプロ所属の6人組ボーイバンド・WATWING(ワトウィン)。2023年は、メジャーファーストアルバム『Where』のリリース、そして9都市を巡る全国ツアーに、メンバーの八村倫太郎がTBS系10月期火曜ドラマ『君の花になる』に出演するなど、成長が目立った年となった。
 
そして2024年2月、日本武道館にて初の単独公演が決定。真価が問われる大舞台を前に、現在の心境を含め、結成以来、メンバーがどう変わっていったのか互いに分析してもらった。

■初の武道館の舞台へ…一人を除く

ーーまずは現在倫太郎さんが出演するドラマ『佐原先生と土岐くん』(さはらせんせいとときくん)の主題歌、WATWING「I donʼt care」のことについて聞かせてください。作詞、作曲ともに倫太郎さんが関わっているんですね。
 
八村倫太郎(以下、倫太郎)「今回、尊敬しているUTAさんが楽曲プロデューサーということで、『一緒に作りたい!』と、連絡を取らせてもらいました。日頃から作曲をするんですが、元々デモとしてあった曲の中に今回の『I donʼt care』はあって、それをメンバーに聞かせたときの反応がすごい良くて。めっちゃ印象に残ってるのは、(福澤)希空が口ずさんでいて、それがなんか嬉しかったです。」
 
福澤希空(以下、希空)「あんまり口ずさむことなんてないんですが、自然と口ずさんじゃいましたね。耳に残る曲です」
 
倫太郎「チームでも日頃からみんなで制作のアイデアを出し合ったりしていて、今回も『これいいんじゃない』って後押ししてくれて」
 
古幡亮(以下、亮)「メンバーで作って、出てきたものでこうやってリリースできて、なおかつ口ずさんでいっぱい歌える曲っていうのは最強なんすよ」
 
倫太郎「タイトルを直訳すると『気にしない』という意味なんですが、それよりも自分が好きなものだったり愛してきたものを肯定する、そんなメッセージを込めた曲になってますね。ドラマで僕が演じてるキャラの『好きなことに対して正直でいる』こととリンクしています」
 
ーー9都市を巡るツアーは初だったと思うんですけど、始まる前は『正直どうなるかわからない』と答えていました。実際体感してみていかがですか?
 
亮「これまで行けなかった都市もあって、そこで空気を感じて、そこに住む人たちと一緒に同じ時間を過ごせるっていうのがすごい嬉しいし、なにより笑顔がめっちゃ印象に残っていましたね。これまで、ファンの方とコミュニケーションを取りながら、ライブの空気を一緒に作っていければとは思っていたんですが、まだ余裕がないということもありました。このツアーで、ファンの方の顔がよく見えたし、笑顔になっている瞬間を感じられて成長を実感できています」
 
ーー2024年2月の武道館公演が迫ってきましたが、そこに向けてはいまどんな気持ちですか。
 
鈴木曉(以下、曉)「ツアー以上のパワーアップをしているんじゃないかと思っています。演出も『これやったら面白いんじゃないかな』っていうのも皆で話していますし」
 
倫太郎「今回のツアーを始める前までは、『スペシャルエディションの武道館なんて……』と思っていたけど、お客さんの温度感を感じてどんどんライブにテンション上がってる自分がいて、武道館のときはもっとすごいことになるんだろうなってワクワクしています。でも、会場入りしたら、足震えるんだろうなあ。希空って、昔武道館に立ったんでしょ?(※以前はきゃりーぱみゅぱみゅのバックダンサー)」
 
福澤希空(以下、希空)「僕、初めてのライブが武道館です(笑)。その時、小学校5年生だったんで、緊張してたかも全然記憶にないんですよね」
 
曉「先輩、お願いします。僕らを引っ張っていってください」
 
希空「はい。そこはもう代表して」
 
全員「(笑)」

■最年少メンバーの眠っていた個性が芽生えた

ーーここからは、デビューしてからこれまで、メンバーの「ここが変わった!」というところをそれぞれ教えてもらえたらと。まず希空さんから行きましょうか。
 
桑山隆太(以下、隆太)「身長はまず、すごい伸びたよね。会った頃から100センチぐらい伸びてる気がする」
 
倫太郎「馬鹿か〜お前。なんで前70センチだったんだよ(笑)。いや、中身は変わらず、堂々としている。年下だけど落ち着いてますね」
 
隆太「ただ、前よりも“ハッチャケ度”は増したなって思います。今まで隠し持ってたものが出てきたのかなって。自分が怒らないのを良いことに、しょっちゅうちょっかい出してきます(笑)」
 
ーーじゃあ次は隆太さん。
 
倫太郎「隆太はいろいろ経てきたね……なんか希空と隆太で、タイプの違う思春期を見せていただいたっていう感じ」
 
曉「コミュニケーション能力が高くなりましたね。いろんな人に話しかけたり、ご飯行ったりしてるんですよ。それはすごいなあと思って見てる」
 
亮「ファッションとかパフォーマンスもそうなんですけど、眠っていた自己表現みたいのが、最近出てるなと思いますよ」
 
曉「いま、私服が全身DIESELだし、暗い車の中でサングラスかけてますから(笑)」
 
倫太郎「出会ったとき真っ黒な“もっさりヘア”で、『君、前見えてるんですか』ぐらいの感じだったのが、今日取材前にびっくりしました。ヘアメイクさんにしてほしい髪型あると聞かれて『オールバックで(キリッ)』みたいに言ってて」
 
隆太「そんなキメキメで言ってない(笑)。最初の頃は本当に自分に自信がなかったんですが、メンバーが眉毛の濃さだったり、特長を褒めてくれてそういうのでこだわりを持つようになった感じはあります」
 
曉「じゃあ俺たちのおかげだな」
 
倫太郎「そうだな」
 
隆太「やっぱり訂正します」
 
ーー(笑)じゃあ次は颯さんに行きましょう。
 
倫太郎「最初は心を開いてくれなかったよね。だから他のメンバーと絡み方も違った」
 
曉「今だから言えるんですけど、結構気まずかったですもん。一度、それを颯の前で言ったからね(笑)。彼がすごい心を開いてくれたからもうそんな気持ちはないけど」
 
髙橋颯(以下、颯)「我が強いんです」
 
全員「(笑)」
 
倫太郎「なんで今日もボソッとしか話さないんだよ」
 
颯「今日、取材でこうなるな(周囲が話す)って思って控えてました。みんなの話聞いてて楽しかった」
 
倫太郎「まあ、前より丸くなりました。尖っていたわけじゃないんだけど、こちらが『隠してる爪って鋭いのかな……?』って必要以上に思っていたら、実は丸かったみたいな。総じて今の方がより大好きだぜ!っていう感じです」

■「リーダー」表記があるのはWikipediaだけ

ーーでは曉さんはどうでしょう?
 
全員「…………」
 
曉「うぉい!一人も喋るやつおらんのかい!」
 
隆太「(笑)より温かく、より愛に溢れて、あんまり変わった感じはしないです」
 
亮「“より〇〇”みたいな感じですね。曉はベースがポジティブで、グループの活動を前向きしようとしてくれている。曉がいてくれるから、WATWINGが成り立っていると思っています」
 
曉「真面目な話になると恥ずかしい……」
 
隆太「オーディションのときも、曉の方からめちゃくちゃ元気に『おはよう!』って話しかけてくれて、めちゃくちゃ温かい気持ちになったんです。そういった優しさが今でも変わらずあると思います」
 
ーー良い話ばかりですね。
 
倫太郎「悪いところ言いますか?(笑)いくつかありますよ〜」
 
ーーじゃあこの流れで倫太郎さんにいきましょうか(笑)。
 
亮「倫太郎ね。でもこのおちゃらけた感じ増えたよね。昔はメディアのインタビューでも人を笑わせるっていう感じじゃなかった」
 
曉「キザっぽいところがあったね」
 
颯「(突然)言葉一つ一つが……すごいんです」
 
倫太郎「お前やめろ!変なこと言いそうだぞ」
 
颯「言葉選びが刺さるというか、インタビューもそうですし、MCとかで喋るのを聞いていてすごいなあと尊敬しています。彼がいるのはありがたいです」
 
亮「倫太郎は、目立ちたい気持ちが強いんだろうけど、ぶつからないように『自分はこうしよう』みたいなポジションに行けるのが大人ですよね」
 
曉「倫太郎みたいなのがあと5人いたらとんでもないことになるんでしょうね。自分の意見がいっぱいありすぎて(笑)」
 
倫太郎「曉がキザっぽいって言いましたけど、結局かっこつけても俺はバレちゃうんですよね。その点、隆太はうまいんすよ。嘘ついたり悲しんでたりしたとき、顔ですぐバレちゃう。だからオープンで行こうと」
 
ーーじゃあ最後は、亮さんで締めてもらいましょう。
 
曉「特に無いっすね」
 
倫太郎「じゃあ終わりにしましょう!」
 
全員「(笑)」
 
亮「(インタビュアーに)……僕、何かありますか?」
 
倫太郎「なんで聞いてんだよ(笑)。最年長ですけど、元からいじられキャラでした」
 
希空「会ったときも、いじられることに頑張ってたなあっていう。良い位置にいるなあって思っていました」
 
倫太郎「おもろすぎる(笑)。最年長だし、いろいろ任されていて、最初はリーダーになってもらっていたところがあったんです。でも亮にばっかり責任持ってもらうと、俺等も気持ちの面で頼っちゃうところもあるから、『そういうのはやめよう』ってなって、どんどん変わっていった感じがする」
 
曉「Wikipediaには『リーダー』って書いてあるんですけど、今のWATWINGにはもうリーダーがいないから、亮はWikipediaの中だけリーダーのままなんです」
 
倫太郎「Wikipediaリーダー(笑)」
 
ーーでは改めて、武道館への意気込みなどを教えてください。
 
曉「すべてのパフォーマンスを強化して、最高のエンタメが見せられればと思っています!」
 
倫太郎「来てくれてるWindy(ファンの総称)の最高を毎回更新できたらいいと思っているので、武道館でさらに更新していきます。めちゃくちゃモチベーションは高まっています」

【リーズンルッカ’s EYE】WATWINGを深く知るためのQ&A

Q. 皆さんの最近の「ハマりモノ」は?

A.
倫太郎「“エイジング”ですね。年齢とかじゃなく、ジーンズを育てること。元々古着が好きで、自分流に育てる感じが唯一無二で良いなって思って、調べたりいろんな人に聞きながらやってます」
 
曉「大変ですよ。ジーンズ履いてくるとジロジロ見られるんすよ。『あー、それ◯年代のだ』とかいちいち言ってくる」
 
倫太郎「メンバー一人だけハマってるのも寂しいので広めようとしたら、一人食いつきが良いやつがいて。それが颯。デニムのセットアップとか着るようになりました」
 
颯「物への愛着が湧く点が良いなと。自分は最近サウナによく行ってます。今いちばん行きたいところが草加にあって」
 
倫太郎「でもサウナも最初に連れてったの俺なんです。たぶん俺のこと好きなんですよ」
 
ーー他の方はどうですか?
 
隆太「僕はさっきも話しに出たんですけど、DIESELです」
 
曉「DIESELの店舗、週1では行ってるよな」
 
倫太郎「おもろかったのが、俺らを一度連れて行ってくれたことがあったんです。そしたら隆太の振る舞いが、『そこに座って待っていてよ』みたいな常連を越した感じで。入ったとき『お疲れ様です』って言ったもんな(笑)」
 
隆太「DIESELがすごい個性を大事にしてるブランドで、そのスタンスがすごく好きなんですよね。“自分をありのままで見せる”みたいな」
 
曉「いまの隆太のキャラも含めて、めちゃくちゃ似合ってるんですよね」

<編集後記>

グループインタビューの“あるある”なのだが、それぞれが好き放題喋って収集がつかなくなるなんてことがある。WATWINGも年齢的にそうなのかな……とある程度予想して行ったわけだが、倫太郎さんと曉さんが会話の中心となり、先輩に対して恐れを知らない最年少の希空&隆太コンビ、いじられキャラの最年長亮さん、不思議な空気感の颯さんと、しっかり分担ができている印象だった。武道館でも息のあったパフォーマンス、そして笑いを生み出す?MCにも期待したい。

<マネージャー談>

WATWINGの裏話、って本当に難しくて、、、、笑
結構みなさまの前に立っている時と素が変わらないので、、、笑
WATWINGは一緒の車に乗っているとつくづく仲良いな、と思う時があります。
深夜のライブの前も「人狼しようぜぇ!!!!」て言って人狼しているときありました。笑
体力無限にあります。笑
 
あとは、みんなとても優しく、衣装などはマネージャーと一緒に絶対持ってくれます。
「俺たちはどんなに売れても持つし、持たせるようなタレントにはならないです!」
と大声で言ってくれたのを今でも覚えています。笑
皆さんも覚えておいてくださいね。笑

<撮影の様子はこちら!>

【プロフィール】
WATWING(ワトウィン)
ホリプロ初の男性ダンス&ボーカルグループを作るべく開催された「Star Boys Audition」を勝ち抜いた髙橋颯、鈴木曉、桑山隆太、古幡亮、八村倫太郎、福澤希空の6人によって2019年6月に結成された。グループ名は、「WAT=WHAT(何)のスラング」と「WING=翼」から成り、「誰に何を言われようと、自分達の想いを貫いて 羽ばたいて行きたい」という想いが込められている。
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取材・文/東田俊介
カメラマン/溝口友也

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