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越境する人びとと共に

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迫害、戦乱、災害などから逃れて、あるいは新たな生きる場を求めて、国境を越えていく人びと。そうした人びとと出会うこと、共にあることについて考えます。
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記事一覧

映画「丘の上の本屋さん」を観て

 作品の舞台はイタリアの風光明媚な地方にある小さな古本屋。持病のある高齢の男性店主リベロ…

数宝照夫
1年前
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『種をまく人』(ポール・フライシュマン)を読んで

 米国北東部、エリー湖の近くの町クリーヴランド。三方をアパートに囲まれ、ゴミ捨て場のよう…

数宝照夫
1年前
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アフガニスタンを逃れ家族とも別れやっとのことでデンマークにたどり着いたある同性愛者の男性。その苦難と苦悩の半生を語りだす姿をアニメで表現した映画「FLEE」が公開されました。ユダヤ系移民である監督との信頼関係の中で生まれた作品です。

数宝照夫
1年前

映画「マイスモールランド」(川和田恵真監督)の主人公であるクルド人の少女サーリャは、家族と共に日本に逃れてきました。しかし、日本政府は一家を難民として認めません。自由や未来を奪われながらも前向きに生きようとする彼女の姿を描いた作品です。主演は嵐莉菜、5月6日公開。

数宝照夫
2年前

「難民鎖国」から「難民歓迎」へ(その1)

 母国での迫害をのがれて日本で難民申請をしても、難民として認定される比率があまりにも低い…

数宝照夫
3年前

入管法「改正」に抗議します

 現在、国会で審議されている入管法改正案に対して、国際法の専門家など124名が廃案を含め…

数宝照夫
3年前

政府が今国会での入管法改悪を断念。ほとんどの難民を難民として認めない国家、難民に基本的人権を保障しない国家はグローバル社会で存続できないでしょう。難民・移民を社会の一員として受け入れる姿勢が私たちに求められています。#RefugeesLivesMatter

ミャンマーのサッカー選手が難民申請へ

 W杯予選に参加するため来日していたミャンマーの選手が帰国せず、難民申請をすると表明しま…

数宝照夫
2年前

「難民鎖国」から「難民歓迎」へ(その2)

 6月20日は「世界難民の日」。今、世界では100人に1人以上が紛争や政治的迫害によって…

数宝照夫
2年前

映画「東京クルド」とクルド人の苦難

 クルド人は、トルコ、イラク、イラン、シリアにまたがる主に山岳地帯に暮らしています。推定…

数宝照夫
2年前

新宿中村屋に集った人びと

 志の高い芸術家たち、ロシアから来た全盲の詩人、インドから逃れてきた独立運動家。こうした…

数宝照夫
2年前
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ミャンマーのサッカー選手を難民認定

 ミャンマーのサッカー選手ピエ・リヤン・アウンさんが難民として認定されることになりました…

数宝照夫
2年前
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迫害の危険が迫るアフガニスタンを脱出してヨーロッパへと向かう4人家族。その苛酷な行程を自らスマホで撮影して記録した映画「ミッドナイト・トラベラー」が公開されています。難民であることのリアルが伝わってくる貴重な作品です。ハッサン・ファジリ監督、87分。

数宝照夫
2年前
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ロシアの軍事侵攻によって、ウクライナでは難民、国内避難民が急増しています。現在、世界全体で8千万を超える人びとが難民となっています。今、難民支援は人類社会の重要な課題です。難民を社会の一員として受け入れる仕組みや社会意識をつくることが切実に求められています。