歴史ある湯治場 塩原温泉へ
8月の下旬、初めて訪れた塩原温泉への旅に出ました。計画自体は約一月前から立てていたのですが、旅の1週間前に太平洋はるか南で熱帯低気圧が発生して台風になりました。
宿のキャンセル料がかかる期限などもあり、やきもきしていたのですが、台風の接近時期がどんどん遅くなり、関東から無理なく行くことができました。ただし2日目は念のため旅程を変更して少し早く帰ってきました。
旅の始まりは新宿駅の6番線
その昔、日光への観光でしのぎを削っていた国鉄と東武だそうですが、今や「新宿」から「東武日光」や「鬼怒川温泉」へと特急列車が相互乗り入れをしています。乗り入れる列車の本数が減ってしまったのは残念ですが、今回の旅はそのようなJR・東武直通特急の「きぬがわ」号で始まりです。
えきねっとの「特急トクだ値」で予約したので片道の「乗車券+指定席特急券」で「新宿」~「鬼怒川温泉」が3,270円でした(2024年8月時点)。これは正規の料金の20%オフということです。注意しなければいけないのが、乗車前に紙の切符の発券が必要で、かつ紙の切符の発券後は払い戻しや変更が面倒なので、気象状況や仕事などの不確定要素を極小化できてから発券したほうがいいかも知れません。
「鬼怒川温泉」からは東武鬼怒川線と野岩鉄道と『ゆーバス』で
「鬼怒川温泉」に到着した後、この先の電車まで約30分の乗り換え時間がありました。鬼怒川温泉駅ツーリストセンターで「塩原温泉・野岩鉄道満喫切符」というお得な切符(2024年8月時点では販売中)を購入しました。この切符は「新藤原」以北の野岩鉄道線で有効なので、東武鬼怒川線の「鬼怒川温泉」~「新藤原」の乗車券を別途券売機で購入しました。
「鬼怒川温泉」~「新藤原」~「上三依塩原温泉口」は13:07発の「リバティ会津」号に乗っていきます。253系の特急「きぬがわ」号の座席にはコンセントがないので、リバティのひじ掛けにある電源はありがたく感じました。
雨の上がった隙を見計らって散策
台風から遥か離れた場所なのですが、強い雨がザッと降ってきたり、不安定な天候でした。雨の合間に少しだけ商店まで歩き、ビールやおつまみを買いました。途中にあった足湯は、何らかしらの全国一の足湯だそうです(私は足湯が好きではないのでよくわかりません。)。
かけ流しの温泉に入り、部屋から景色を眺め、食事をいただくという贅沢な時間を過ごして1日目が終わります。
二日目は予定を大きく変更
計画段階では、二日目は塩原温泉の温泉街を歩きながら日帰り温泉に浸かってから、昼食を頂いて、14時台のバスで野岩鉄道の駅まで戻り、1日目と同じルートで新宿まで戻る予定でいました。
しかし、だんだんと本州に近づいてくる台風の予報に翻弄され計画を変更。早々に旅館の送迎バスで「那須塩原」駅へ送って頂きました。
日帰り温泉「あかつきの湯」へ
駅の近くにカーシェアのステーションがあったので、短距離ドライブを兼ねて日帰り温泉に行くことにしました。こういうことがあるので、鉄道の旅でも運転用の眼鏡と免許証は持っています。Timesのアプリで予約した車に乗り、現地でもらったパンフレットに載っていた「あかつきの湯」という温泉に向かいました。
那須塩原から普通列車で帰京
那須塩原から東京に戻るのに、新幹線(1時間に1本)に乗るのか、普通列車に乗るのか迷いましたが、結局普通列車で帰ることにしました。
E131系の普通列車のロングシートに揺られて「那須塩原」から「高崎」までは眠ってしまいました。そして高崎から先は、貯めたViewポイントをグリーン券に交換し、のんびりと帰京。
塩原温泉 歴史ある湯治場
今回行った塩原温泉は、明治の文豪たちにも愛された歴史ある温泉郷だそうです。
「上三依塩原温泉口」の駅舎内にあったボードには「1200年の歴史ある湯治場」と書かれていて、田山花袋や与謝野晶子、夏目漱石なども塩原を愛した文人たちとして紹介されていました。
今回旅した塩原温泉へのアクセスは、上の塩原温泉旅館協同組合・塩原温泉観光協会さんのサイトでご覧になれます。
栃木も群馬も、いいお湯の温泉がたくさんありますね。まだ行ったことがない場所だらけです。
旅に出た時期: 2024年8月
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