Histories de Parfums|7753
前回の記事で、自分の肌にも乗せずフルボトルを購入し連れ帰った。
私が購入した香水はHistories de Parfums(イストワールドゥパルファン)というところの7753。
7753はモナリザの黄金比?らしい。
以下公式の紹介分とノート説明-----
Histories de Parfums|イストワール ドゥ パルファン/7753
とらえどころのない"モナ"。シトラスのきらめくような視線、スパイス漂う空気にチュべローズを誘う魅惑の笑顔。彼女は私たちの感覚を呼び覚まし、虜にする。
トップ|ベルガモット(イタリア産)、アイビー、ベリー
ボディ|チュベローズ、バーバリフィグ(サボテンの一種)、ヘリオトロープ
ベース|ベチバー、サンダルウッド、オークモス
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なんか香水特有のポエムみたいな香り説明いいよね、ブライスのパッケージみたいで。
店頭のテスターから香った感じはチュベローズの周りをシトラス系の香り(ベルガモットかな?)が包んでいて、店員さんにチュベローズでもあんまりエロくなくていいですね!って素で言ってしまい恥ずかしかった。
可愛いすぎる香りを付けたくない自分には丁度良く感じられ、フルボトルならあるということで購入。
ところがどっこい、帰宅して箱から出し、スプレー部分から匂いを嗅いでみたところ正直ミスったなというのが第一印象だった。
なぜならヘリオトロープ(簡単に言うと昔のおしろいみたいな匂い)がめちゃ強に感じたのだ
こんなパウダリーだったか?!とビビりつつ恐る恐る手首に振ってみることに。
するとパウダリーな印象よりシトラス系の香りがなんかすごい早さで切り替わる。
印象は確かにキラキラといろんな表情が変わる偏光ラメみたいな、結局何色?みたいな感じ。
正直語彙が足りん、さすがニッチフレグランス、さすがフランスの香水といったところ。
あと香りのたち方がすごい、悪く言うと香水振りました〜という香りが部屋にちょっと残るのでトイレでつけ直したり出来ないなと思った。
チュベローズの表現も艶かしさよりは、フレッシュめに強調されるが、しばらくするとシトラスが落ち着いてヘリオトロープとチュベローズ、あとはウッディな方々(たぶんオークモスとか)が後ろにいる感じで香り立ちも控えめになってくる。
トップノートがスプレーから嗅いだ香りからだいぶかけ離れてて驚いた。
ミドルは女性による女性の為の香水と公式が言っているだけあって、だいぶお姉さんという印象が強くなる、悪く言うと少しおばあちゃんっぽさはあるけど超至近距離で手首を嗅ぎにいかない限りそんなことはなく、バーバリーフィグ(サボテンから取れる香料らしい)の青さがヘリオトロープをオリエンタルな雰囲気に変えてくれていて、重たすぎない印象を与えてくれる。
チュベローズもいい仕事をしていてパウダリーというよりはいい女感が強い。でもあんまり夜っぽ過ぎない。
ここがめちゃくちゃ不思議で、夜をあまり感じさせないというか季節も感じさせなくて
夜でも冬でもなく、オリエンタルでもフローラルでもない感じは笑ってるのか真顔なのかわからないモナリザっぽさを感じる。
ラストは意外にも甘さが後ろに下がりサンダルウッドやオークモスが目立ってくるのが、意外にも慎ましいというか、かっこいい終わり方をするというか…
香りの持ちは朝にワンプッシュを手首と膝裏に伸ばして12時くらいまで保った。
昼に付けなおしたらさすがに目立つので昼はSHIROのミモザを重ねてつけている。(ミモザを限定にしないでくれ)
最初は自分と雰囲気がかけ離れていて、私に似合わないかもって思っていたが、気分的にめちゃくちゃ強くてキレイで強い女のスタンドを連れている感じになったので良いことにした。
トップからミドルが素敵な女性の一生みたいで一冊の本のような香水というメゾンのテーマに納得。
おばあちゃんになってもこの香りはつけられるし、この香りが似合うカッコいい女性になりたいなと思わせる香水だった。
あと中毒性がすごくて怖い、イストワール ドゥ パルファンは好きな人はめっちゃハマると店員さんに言われたが今ならめっちゃわかる。
最初は癖がすごいとなるけど、つけてみると第一印象とは違ったいろんな表情をみせてくれる。
未だにアイビーとオークモスとベチバーの香りを特定出来てないけど。
初めてのニッチフレグランスがこれで良かった反面、沼にハマるには十分すぎるインパクトで、いろんなブランド(メゾン?)のアトマイザーセットを探す手が止まら~ん
鼻がバグって香水臭い人にならないように気をつけなければ…
ここからはただのわがままだけど、私は香水のレビューを見るのが好きなのに書いてる人が意外に少ないし、7753は使ってる人が少ないからもっと有名になったらな~というお気持ち。
てか香料の名前とか覚えたての癖にめっちゃ知ってるみたいなイキった文章になってしまったけど、厨二病が不治すぎてイキった文章しか書けなくてすみません、ここまで読んでくれた方ありがとう。
べた褒めしといてあれだけど人を選ぶ香りだし、おそらく男性受けはよくないです。
ちなみにイストワール ドゥ パルファンは小さいサイズで4000円くらいから購入できるし、気になる人は是非ノーズショップとかユナイテッドアローズで試してみてね。(ダイマ)
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