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南海そばを知っていますか

関西の大阪のミナミのターミナル駅、南海なんば駅にある立ち食い蕎麦屋さん、知る人ぞ知る名店、お隣の新今宮駅にも同系列の店がありこちらも人気店になっています。
新型コロナが流行る前は、割り箸タワーという普通の箸立てに割りがいが1m以上の高さに挿されているのが名物の1つでした。

何が美味しいのか

ズバリお出しが最高に美味しい。あと七味がどこから仕入れているか知りたいぐらいに美味しい。
麺はうどん、そば、黄そばの3種類、黄そばを選んでもそばと同じ出汁が使われます。普通に美味しいです。月見、きつね、たぬき、天ぷら、山菜、カレーなどスタンダードなメニューと季節ものの少し変わったメニューもありますが、どれも出汁が美味しいのでハズレはありません。
ご飯ものはいろいろ変わってきたところはありますが、おにぎりがスタンダードで美味しいです。おにぎりセットというおにぎり2個と蕎麦かうどんのセットが昔からワンコインで食べられるのが通勤途中のサラリーマンの小腹を満足させている。
私はきつねのねぎ多めを頼んで、七味まみれにしつつ食べるのがお気に入りです。ねぎ多めは食券を出した時にコールします。昔からこのシステムは変わりません。

長い歴史と秘密

私が初めて南海そばに寄ったは2000年ごろだったと思う。最初は小腹が空いたのでと入ったと思うがいつの間にかハマってしまって多い時は週2とか3とか通っていたと思う。仕事の残業帰りに小腹が空いている時に寄って、家に帰ってさらに晩御飯を食べるというハイカロリー生活をしていたのを思い出す。
しばらく通っていたある日、出汁を作っているのが目に入った。店の端に直径1m高さ1mほどの大釜が鎮座している。そこに鰹か何かの節が入った大袋を放り込む、いい出汁の匂いが広がる。そうなのだ、麺は製麺所から茹でたものを買って温めていているのだが、出汁は店内で取っているのだ。これが出汁のうまさの秘密で、今でも大釜があるので出汁を取っているのだと思う。
私が通い初めた頃のマスターが話していたのを聞いたことがある。出汁を取りながらこれさえきっちり作っておけば問題ない。これを喫茶やっていた時に考えて今でもやり方変わらないんだ。この会話しか聞いていないので、背景はわからないのだが、この当時のマスターが出汁のレシピを考えたんだと今でも信じている。
当時のマスターはかなり前にいなくなったが、現在の店舗に改装される前々では大釜もあったし、出汁を取っている姿も見ていた。今でも味が変わらないので、確認していないがどこかに大釜があるのだろう。

行くなら南海なんばの中央口がおすすめ

同じチェーンの南海そばは南海なんば駅改札内に2店舗、南海新今宮駅改札内に1店舗ある。なんと言ってもおすすめは南海なんばの中央口の店だ。先ほどの話の大釜があったのがこの店舗になる。立ち食いと言いつつ、座る席も少しあるぐらいの広さがあるので、ゆっくり食べたい人にもおすすめだ、。最近はタッチパネルの発券機に電子決済にも一通り対応していて気軽に寄りやすいと思う。

南海そばお勧めです

出汁が美味しくて、七味が美味しい。もちろん立ち食い蕎麦の域は超えませんが、毎日食べても飽きない美味しさがそこにはあります。
調べてもらえればそんなに悪い噂はないと思います。メインで行く場所ではないかもしれませんが、もし、南海なんば駅で乗り換えなどするときに寄ってもらえればと思います。

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